CHRONICLE
『CHRONICLE』 | ||||
---|---|---|---|---|
L'Arc〜en〜Ciel の ミュージック・ビデオ | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
ポップ・ミュージック ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | Ki/oon Records | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
L'Arc〜en〜Ciel 映像作品 年表 | ||||
|
映像外部リンク | |
---|---|
L'Arc~en~Ciel「HONEY」-Music Clip- - YouTube (※) 2019年12月11日から無料公開 | |
L'Arc~en~Ciel「花葬」-Music Clip- - YouTube (※) 2019年12月11日から無料公開 | |
L'Arc~en~Ciel「浸食 〜lose control〜」-Music Clip- - YouTube (※) 2019年12月11日から無料公開 | |
L'Arc~en~Ciel「snow drop」-Music Clip- - YouTube (※) 2019年12月11日から2022年4月14日まではYouTube Music Premium限定有料公開 (※) 2022年4月15日から無料公開 | |
L'Arc~en~Ciel「forbidden lover」-Music Clip- - YouTube (※) 2019年12月11日から2022年4月14日まではYouTube Music Premium限定有料公開 (※) 2022年4月15日から無料公開 | |
L'Arc~en~Ciel「HEAVEN'S DRIVE」-Music Clip- - YouTube (※) 2019年12月11日から2022年4月14日まではYouTube Music Premium限定有料公開 (※) 2022年4月15日から無料公開 | |
L'Arc~en~Ciel「Pieces」-Music Clip- - YouTube (※) 2019年12月11日から2022年4月14日まではYouTube Music Premium限定有料公開 (※) 2022年4月15日から無料公開 | |
L'Arc~en~Ciel「Driver's High」-Music Clip- - YouTube (※) 2019年12月11日から無料公開 |
『CHRONICLE』(クロニクル)は、日本のロックバンド、L'Arc〜en〜Cielのミュージック・クリップ集。1999年8月11日発売。発売元はKi/oon Records。
解説
[編集]L'Arc〜en〜Cielが1994年のメジャーデビュー以降、初めて発表したミュージック・クリップ集。1998年4月に発売した『A PIECE OF REINCARNATION』には、1997年開催のライヴ「1997 REINCARNATION」で披露した楽曲「虹」「winter fall」「DIVE TO BLUE」のミュージック・ビデオが収められているが、この作品には同ライヴの映像も収められており、ミュージック・クリップだけを集めた作品は本作が初となった。
1998年に3枚同時で発売した10thシングル「HONEY」、11thシングル「花葬」、12thシングル「浸食 〜lose control〜」から、本作と同日に発売した17thシングル「Driver's High」までのシングル表題曲8曲のミュージック・ビデオに加え、俳優の風間杜夫やユースケ・サンタマリアが出演したCM映像、そしてクリップメイキング映像が収録されている。なお、著作権の都合により、本作に収録されていないCM映像が数本存在する。
また、本作には「各ミュージック・ビデオの間に挟んだオリジナルムービー」が収められている。曲間映像のコンセプトは【しりとり】であり、L'Arc〜en〜Cielの「る」から始まり、楽曲と楽曲の間をコミカルなしりとりで繋いでいく構成となっている(「HONEY→い○○→○○か→花葬」といった流れ[注 1][1])。このしりとりでは、単語に限らず、ただの会話もしりとりとして取り入れられており[1]、映像もその内容に合わせシュールな出来栄えとなっている[2]。また、しりとりというゲームは、最後の文字が「ん」になると敗者となるが、この映像では「ん」がつく言葉が出た途端、「"ん"を管理する者」という、顔のマスクに"ん"と書かれた謎の黒ずくめの集団が現れ[1]、映像に出ている人や物が強制的に排除される展開となる[1][注 2]。そして、一つ前の映像から強制的にやり直しになる[1]。この曲間映像の最後では、「"ん"を管理する者」が撃たれ、スタッフロールで「"ん"と書かれた墓」が映し出される[1]。余談だが、このしりとりのコーナーでは一部映像でタレント、コメディアンのせんだみつおがゲスト出演している。なお、この曲間映像のディレクションは三木俊一郎(Aoi Advertising Promotion)が担当している。
上記のような遊び心ある要素をふんだんに取り込んだ映像制作のアプローチは、この当時世間で抱かれていたL'Arc〜en〜Cielの堅いイメージとは正反対のもので、tetsuyaの「カッコいいことだけやるってカッコ悪い[3]」という考えを体現したような作風となった。また、本作発売前のインタビューでhydeは、この作品の見どころとして、自分たちの出た映像でなく「しりとり[4][5]」をあげている。ちなみに本作発売以降、『CHRONICLE』シリーズとして、現在まで5作品のミュージック・クリップ集がリリースされている。この5作品のほとんどで、ひとつのコンセプトに則った曲間映像が制作されている。
フィジカルは通常盤(VHS/DVD)の1形態でリリースされている。なお、本作品がL'Arc〜en〜Cielの映像作品において初となるDVD規格のリリースとなった。ちなみに本作のDVD版では、メニュー画面から曲を選曲すると、1曲ずつ個別で再生することができる。そして、メニュー画面の「Commercial Films」のボタンを選択すると、連続再生時ではミュージック・ビデオの直後に流れていた収録曲のCMが、その他のCMと包括し連続再生される仕組みとなっている。また、本作の発売日には『A PIECE OF REINCARNATION』と『ハートに火をつけろ!』のDVD版も同時リリースされている。
本作は発売初週となる1999年8月23日付のオリコン週間ビデオチャートで3度目の首位を獲得している。また、発売2週目でも首位を獲得しており、これにより2週連続首位獲得作品となった。
収録曲
[編集]- HONEY
- 花葬
- ディレクター: Higuchinsky
- 浸食 〜lose control〜
- ディレクター: Higuchinsky
- snow drop
- ディレクター: 竹石渉
- forbidden lover
- ディレクター: 竹内スグル
- HEAVEN'S DRIVE
- ディレクター: 武藤眞志
- Pieces
- ディレクター: 高田雅博
- Driver's High
- ディレクター: 竹石渉
クレジット
[編集]フィジカルに付属するブックレットより転載。日本語表記が確認出来ない部分に関しては原文ママとする。
[Clips Staff]
[Commercial Films Staff]
|
Production: TAKEUCHI ENTERTAINMENT PLANNNING Director: Tetsuro Takeuchi D.O.P.: Motoki Kobayashi
[「CHRONICLE」 Staff]
|
関連項目
[編集]- 『CHRONICLE 2』 - 2001年にリリースしたMusic Clip集。18th〜20thシングルのMVを収録
- 『CHRONICLE 0 -ZERO-』 - 2007年にリリースしたMusic Clip集。ビデオシングル2作と1st〜6thシングルのMVを収録
- 『CHRONICLE 3』 - 2007年にリリースしたMusic Clip集。21st〜28thシングルのMVを収録
- 『CHRONICLE 4』 - 2009年にリリースしたMusic Clip集。30th〜35thシングルのMVを収録
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f ミュージック・クリップ集『CHRONICLE』、1999年
- ^ "【伝えたい】ラルクから学んだ「カップ焼きそば」の作り方が最適解すぎて20年間実践し続けています". ROCKET NEWS 24. 22 March 2022. 2023年4月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月16日閲覧。
- ^ 『Rolling Stone Japan L'Arc-en-Ciel 30th L'Anniversary Special Collectors Edition』、p.41、CCCミュージックラボ、2021年
- ^ 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.79、ソニー・マガジンズ、2006年(『PATi PATi 1999年9月号』の再掲)
- ^ 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.80、ソニー・マガジンズ、2006年(『PATi PATi 1999年9月号』の再掲)