第35回グラミー賞
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第35回グラミー賞(35th Grammy Awards)は1993年2月24日にロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで開催された。
概要
[編集]エリック・クラプトンが主要4部門中3部門を独占したことで知られる。
主要部門受賞者
[編集]当節の記述のうち、特記していない項目の出典は[1]である。
主要4部門
[編集]- 年間最優秀レコード賞
- "ティアーズ・イン・ヘヴン(Tears In Heaven)" - エリック・クラプトン(『アンプラグド〜アコースティック・クラプトン(Unplugged)』所収)
- 年間最優秀アルバム賞
- 『アンプラグド〜アコースティック・クラプトン(Unplugged)』 - エリック・クラプトン
- 年間最優秀楽曲賞
- "ティアーズ・イン・ヘヴン(Tears In Heaven)" - エリック・クラプトン&ウィル・ジェニングス(ソングライター)(『アンプラグド〜アコースティック・クラプトン(Unplugged)』所収)
- 最優秀新人賞
ポップ
[編集]- 最優秀ポップ・ボーカル・パフォーマンス(女性)
- "Constant Craving" - k.d.ラング(『アンジャニュウ(Ingénue)』所収)
- 最優秀ポップ・ボーカル・パフォーマンス(男性)
- "ティアーズ・イン・ヘヴン(Tears In Heaven)" - エリック・クラプトン(『ラッシュ(Rush)』所収)
- 最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "ビューティー・アンド・ザ・ビースト〜美女と野獣(Beauty And The Beast)" - セリーヌ・ディオン&ピーボ・ブライソン
- 最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- "ビューティー・アンド・ザ・ビースト〜美女と野獣(Beauty And The Beast)" - リチャード・S・コーフマン(指揮者)
トラディショナル・ポップ
[編集]- 最優秀トラディッショナル・ポップ・ボーカル・パフォーマンス
- 『パーフェクトリー・フランク(Perfectly Frank)』 - トニー・ベネット
ロック
[編集]- 最優秀ロック・ボーカル・パフォーマンス(女性)
- "Ain't It Heavy" - メリッサ・エスリッジ(『ネヴァー・イナフ(Never Enough)』所収)
- 最優秀ロック・ボーカル・パフォーマンス(男性)
- 『アンプラグド(Unplugged)』 - エリック・クラプトン
- 最優秀ロック・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- 最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- "Little Wing" - スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル(『ザ・スカイ・イズ・クライング (The Sky Is Crying)』所収)
- 最優秀ハードロック・パフォーマンス
- "ギヴ・イット・アウェイ(Give It Away)" - レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(『ブラッド・シュガー・セックス・マジック(Blood Sugar Sex Magik)』所収)
- 最優秀メタル・パフォーマンス
- "Wish" - ナイン・インチ・ネイルズ(EP『ブロークン(Broken)』所収)
- 最優秀ロック・ソング
- "いとしのレイラ(Layla)" - エリック・クラプトン&ジム・ゴードン
オルタナティヴ
[編集]- 最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム
- 『ボーン・マシーン(Bone Machine)』 - トム・ウェイツ
- 『グッド・スタッフ(Good Stuff)』 - B-52's
- 『ウィッシュ(Wish)』 - ザ・キュアー
- 『Your Arsenal』 - Morrissey
- 『ノンサッチ(Nonsuch)』 - XTC
R&B
[編集]- 最優秀R&Bボーカル・パフォーマンス(女性)
- 『ウーマン・アイ・アム (The Woman I Am)』 - チャカ・カーン
- 最優秀R&Bボーカル・パフォーマンス(男性)
- 『ヘヴン・アンド・アース(Heaven and Earth)』 - アル・ジャロウ
- 最優秀R&Bパフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "End of the Road" - ボーイズIIメン(『Cooleyhighharmony』所収)
- 最優秀R&Bインストゥルメンタル・パフォーマンス
- 『ドゥー・バップ(Doo-Bop)』 - マイルス・デイヴィス
- 最優秀R&Bソング
- ボーイズIIメン "End of the Road" - ベイビーフェイス、L・A・リード、ダリル・シモンズ(ソングライター)(『Cooleyhighharmony』所収)
ラップ
[編集]- 最優秀ラップ・ソロ・パフォーマンス
- "Baby Got Back" - サー・ミックス・ア・ロット(『喝!(Mack Daddy)』所収)
- 最優秀ラップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
カントリー
[編集]- 最優秀カントリー・ボーカル・パフォーマンス(女性)
- "I Feel Lucky" - メアリー・チェーピン・カーペンター(『Come On Come On』所収)
- 最優秀カントリー・ボーカル・パフォーマンス(男性)
- 最優秀カントリー・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)
- "Emmylou Harris & the Nash Ramblers at the Ryman" - エミルー・ハリス&ナッシュ・ランブラーズ
- 最優秀カントリー・ボーカル・コラボレーション
- 最優秀カントリー・インストゥルメンタル・パフォーマンス
- 最優秀カントリー・ソング
- "I Still Believe in You" - John Barlow Jarvis&ヴィンス・ギル(ソングライター)。performed by ヴィンス・ギル(『I Still Believe in You』所収)
- 最優秀ブルーグラス・アルバム
ニューエイジ
[編集]- 最優秀ニューエイジ・アルバム
- 『シェパード・ムーン(Shepherd Moons)』 - エンヤ
ジャズ
[編集]- 最優秀ジャズ・インストゥメンタル・ソロ
- "Lush Life" - ジョー・ヘンダーソン(『ラッシュ・ライフ(Lush Life: The Music of Billy Strayhorn)』所収)
- 最優秀ジャズ・インストゥメンタル・パフォーマンス(個人もしくはグループ)
- 『ブルース・ウォーク(I Heard You Twice the First Time)』 - ブランフォード・マルサリス
- 最優秀ラージ・ジャズ・アンサンブル・パフォーマンス
- 『ターニング・ポイント(The Turning Point)』 - マッコイ・タイナー
- 最優秀ジャズ・ボーカル・パフォーマンス
- "Round Midnight" - ボビー・マクファーリン(ボビー・マクファーリン&チック・コリア『スペイン/ボビー・マクファーリン&チック・コリア・スーパー・コンサート(Play)』所収)
- 最優秀コンテンポラリー・ジャズ・パフォーマンス
- 『シークレット・ストーリー(Secret Story)』 - パット・メセニー
ゴスペル
[編集]- 最優秀ポップ・ゴスペル・アルバム
- 『The Great Adventure』 - Steven Curtis Chapman
- 最優秀ロック/コンテンポラリー・ゴスペル・アルバム
- 『Under Their Influence』 - Russ Taff
- 最優秀トラディショナル・ソウル・ゴスペル・アルバム
- 『Pray For Me』 - Mighty Clouds of Joy
- 最優秀コンテンポラリー・ソウル・ゴスペル・アルバム
- 『Different Lifestyles』 - BeBe Winans&CeCe Winans
- 最優秀サザン、カントリーもしくはブルーグラス・ゴスペル・アルバム
- 『Homecoming』 - The Gaither Vocal Band
- 最優秀ゴスペル・アルバム(クワイアもしくはコーラス)
- サウンズ・オブ・ブラックネス『The Evolution of Gospel』 - Gary Hines(クワイア・ディレクター)
ラテン
[編集]- 最優秀ラテン・ポップ・アルバム
- 最優秀トロピカル・ラテン・ポップ・アルバム
- 『Frenesí』 - リンダ・ロンシュタット
- 最優秀メキシカン-アメリカン・アルバム
ブルース
[編集]- 最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム
- 『ゴーイン・バック・トゥ・ニューオーリンズ(Goin' Back to New Orleans)』 - ドクター・ジョン
- 最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム
- 『ザ・スカイ・イズ・クライング(The Sky Is Crying)』 - スティーヴィー・レイ・ヴォーン&ダブル・トラブル
フォーク
[編集]- 最優秀トラディショナル・フォーク・アルバム
- 『An Irish Evening - Live at the Grand Opera House, Belfast』 - チーフタンズ
- 最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバム
- 『アナザー・カントリー(Another Country)』 - チーフタンズ
レゲエ
[編集]- 最優秀レゲエ・アルバム
- 『エクストラ・ネイキッド(X-tra Naked)』 - シャバ・ランクス
ポルカ
[編集]- 最優秀ポルカ・アルバム
- 『35th Anniversary』 - ウォルター・オスタネク
ワールドミュージック
[編集]- 最優秀ワールドミュージック・アルバム
- 『ブラジレイロ(Brasileiro)』 - セルジオ・メンデス
チルドレンズ
[編集]- 最優秀アルバム(子供向け)
- Various Artists『美女と野獣:オリジナル・サウンドトラック(Beauty and the Beast: Original Motion Picture Soundtrack)』 - アラン・メンケン、ハワード・アッシュマン(ソングライター)
スポークン
[編集]- 最優秀スポークン・ワードもしくは非ミュージカル・アルバム
- 『マジック・ジョンソンのエイズにかからない方法(What You Can Do to Avoid AIDS)』 - マジック・ジョンソン、Robert O'Keefe
ミュージカル・ショー
[編集]- 最優秀ミュージカル・ショー・アルバム
- The New Broadway cast『ガイズ&ドールズ(Guys and Dolls - The New Broadway Cast Recording)』 - Jay David Saks(プロデューサー)
作曲・編曲
[編集]- 最優秀インストゥルメンタル作曲
- "Harlem Renaissance Suite" - ベニー・カーター(作曲者)(『Harlem Renaissance』所収)
- 最優秀楽曲(映画もしくはテレビ向け)
- ピーボ・ブライソン、セリーヌ・ディオンら(歌唱)『[美女と野獣:オリジナル・サウンドトラック(Beauty and the Beast:Original Motion Picture Soundtrack)』 - ハワード・アッシュマン、アラン・メンケン(ソングライター)
- 最優秀インストゥルメンタル作曲(映画もしくはテレビ向け)
- Various Artists『美女と野獣:オリジナル・サウンドトラック(Beauty and the Beast:Original Motion Picture Soundtrack)』 - アラン・メンケン(作曲者)
- 最優秀インストゥルメンタル編曲
- ロブ・マッコーネル&The Boss Brass "ストライク・アップ・ザ・バンド(Strike Up the Band)" - ロブ・マッコーネル(編曲者)(『Brassy & Sassy』所収)
- 最優秀インストゥルメンタル編曲(ボーカルあり)
- シャーリー・ホーン『ヒアズ・トゥ・ライフ(Here's to Life)』 - ジョニー・マンデル(編曲者)
パッケージングおよびノーツ
[編集]- 最優秀アルバム・パッケージ
- 最優秀アルバム・ノーツ
- アレサ・フランクリン『Queen of Soul - The Atlantic Recordings』 - アーメット・アーティガン、アリフ・マーディン、Dave Marsh、David Ritz、Jerry Wexler、Thulani Davis、トム・ダウド(アルバム・ノーツ・ライター)
ヒストリカル
[編集]- 最優秀ヒストリカル・アルバム
- ナット・キング・コール・トリオ『The Complete Capitol Recordings of The Nat "King" Cole Trio』 - マイケル・カスクーナ(プロデューサー)
制作・エンジニアリング
[編集]- 最優秀エンジニアド・アルバム(非クラシカル)
- マイケル・ジャクソン『デンジャラス(Dangerous)』 - ブルース・スウェディーン、テディー・ライリー(エンジニア)
- 最優秀エンジニアド・アルバム(クラシカル)
- ゲオルク・ショルティ(指揮者)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 『R.シュトラウス:歌劇「影のない女」(Die Frau Ohne Schatten)』 - James Lock、John Pellowe、Jonathan Stokes、Philip Siney(エンジニア)
- プロデューサー・オブ・ザ・イヤー(非クラシカル)
- クラシカル・プロデューサー・オブ・ザ・イヤー
ミュージック・ビデオ
[編集]- 最優秀ミュージック・ビデオ(短編)
- ピーター・ガブリエル "この夢の果て(Digging in the Dirt)" - ジョン・ダウナー(ビデオ・ディレクター、ビデオ・プロデューサー)
- 最優秀ミュージック・ビデオ(長編)
特別賞
[編集]- グラミー・レジェンド賞 (Grammy Legend Award)
脚注
[編集]- ^ “Past Winners Search”. GRAMMY.com. 2015年3月15日閲覧。
外部リンク
[編集]- Grammy.com(英語)