桑原城
 （長野県） | |
|---|---|
 桑原城 | |
| 別名 | 高鳥屋城、水晶城 |
| 城郭構造 | 山城 |
| 天守構造 | 不明 |
| 築城主 | 諏訪氏 |
| 指定文化財 | 長野県指定史跡「諏訪氏城跡」の1つ[1] |
| 再建造物 | なし |
| 位置 | 北緯36度01分32.5秒 東経138度08分22.1秒 / 北緯36.025694度 東経138.139472度座標: 北緯36度01分32.5秒 東経138度08分22.1秒 / 北緯36.025694度 東経138.139472度 |
| 地図 |
  桑原城 |
桑原城（くわばらじょう）は、信濃国諏訪郡（現在の長野県諏訪市四賀桑原）にあった中世の日本の城（山城）。別名を高鳥屋城（たかとやじょう）、水晶城（すいしょうじょう）など呼ばれる。上原城と併せて長野県指定史跡「諏訪氏城跡」に指定[1]。
概要
[編集]築城年は不詳であるが、諏訪総領家の本拠・上原城の支城としての役割を果たしていた。
天文11年（1542年）武田晴信（信玄）は、諏訪に攻め入り、諏訪頼重の本拠地上原城を攻めた。頼重は上原城を支えきれず，桑原城に逃れ籠城した。しかし、家臣の多くは逃亡してしまったため、降伏し、頼重は弟の大祝諏訪頼高らとともに甲斐府中に連行された。頼重は頼高と共に東光寺で自刃させられ、戦国大名の諏訪氏は滅亡した。
現在は、標高981メートル（比高差約190メートル）の山頂や尾根に、本丸跡、二の丸跡、東郭、西郭、土塁、空堀などの遺構が残る。城跡からは諏訪湖が一望できる。