iBet uBet web content aggregator. Adding the entire web to your favor.
iBet uBet web content aggregator. Adding the entire web to your favor.



Link to original content: http://ja.wikipedia.org/wiki/朝日チャレンジカップ
チャレンジカップ (中央競馬) - Wikipedia コンテンツにスキップ

チャレンジカップ (中央競馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チャレンジカップ
第72回チャレンジカップ(2021年12月4日)
優勝馬:ソーヴァリアント
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 阪神競馬場
創設 1950年11月26日
2024年の情報
距離 芝2000m(京都競馬場
格付け GIII
賞金 1着賞金4300万円
出走条件 サラ系3歳以上(国際)(特指)
負担重量 別定
出典 [1][2]
テンプレートを表示

チャレンジカップは、日本中央競馬会 (JRA) が阪神競馬場で施行する中央競馬重賞競走GIII)である。

概要

[編集]

1950年に、4歳(現3歳)以上の馬による重賞競走として「チャレンジカップ」の名称で創設[3][4][5]。1953年に朝日新聞社朝日新聞大阪本社)からの賞寄贈を受けて「朝日チャレンジカップ(あさひチャレンジカップ)」と改称[3][4][5]され、以来長らくこの名称で定着していたが、2014年よりGI朝日杯フューチュリティステークスの施行場が中山競馬場から阪神競馬場へ移されたことに伴い[4]、関西地区における朝日新聞の寄贈賞はそちらに、また関東地区の朝日杯はGIIセントライト記念に移されることになり、「朝日」の冠が外れて創設時と同じ「チャレンジカップ」に戻された[5]

距離は第2回まで芝2400mで行われたが、1952年より2000mに変更[3][5]。負担重量や開催時期は幾度か変更され、2012年から2016年は芝1800mのハンデ戦で12月に行われているが[5]、2017年より中距離競走体系の整備に伴い芝2000mに変更されるとともに別定戦となった[6]

外国産馬は1978年から1983年まで、および1993年から2004年まで混合競走として出走が可能になった[5]ほか、1997年から地方競馬所属馬が出走可能になった[5]。2005年から国際競走となり、外国馬も出走可能になった[5]

2021年より、本競走の優勝馬にはサウジアラビアの国際招待競走ネオムターフカップへの優先出走権が与えられることになっている。

競走条件

[編集]

以下の内容は、2024年現在[1][2]のもの。

出走資格:サラ系3歳以上

  • JRA所属馬(外国産馬含む)
  • 地方競馬所属馬(2頭まで)
  • 外国調教馬(8頭まで、優先出走)

負担重量:別定

  • 3歳56kg(11月に施行される場合は55kg[注 1])、4歳以上57kg、牝馬2kg減 2019年11月30日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
  • 2019年11月29日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)

賞金

[編集]

2024年の1着賞金は4300万円で、以下2着1700万円、3着1100万円、4着650万円、5着430万円[1][2]

歴史

[編集]
  • 1950年 - 4歳以上の馬による重賞競走として「チャレンジカップ」の名称で創設、阪神競馬場の芝2400mで施行[5]
  • 1953年 - 名称を「朝日チャレンジカップ」に変更[5]
  • 1978年 - 混合競走に指定、外国産馬が出走可能になる(1983年まで)[5]
  • 1984年 - グレード制施行によりGIII[注 2]に格付け。
  • 1993年 - 混合競走に再指定(2004年まで)[5]
  • 1997年 - 特別指定交流競走となり、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能となる[5]
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「3歳以上」に変更。
  • 2005年 - 国際競走に変更され、外国調教馬が4頭まで出走可能となる[5]
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大[5]
  • 2012年 - 外国調教馬の出走枠を9頭に変更[5]
  • 2014年 - 名称を創設時の「チャレンジカップ」に戻す[5]
  • 2024年 ー 阪神競馬場リフレッシュ工事に伴う開催日割の変更のため京都競馬場で施行[7]。このため、出走可能頭数が18頭に変更される。
  • 2025年 ー 施行時期が再び9月に、負担重量をグレード別定からハンデキャップにそれぞれ変更予定。

歴代優勝馬

[編集]

距離はすべて芝コース。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

競走名は第1回から第3回、および第65回以降が「チャレンジカップ」、第4回から第64回は「朝日チャレンジカップ」[5]

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1950年11月26日 阪神 2400m タカクラヤマ 牡3 2:32 2/5 橋田俊三 坂本勇次郎 平島五郎
第2回 1951年10月14日 阪神 2400m サチホマレ 牡3 2:34 0/5 上田三千夫 上田武司 上田清次郎
第3回 1952年11月3日 阪神 2000m ノーベル 牡3 2:06 0/5 上田三千夫 上田武司 上田清次郎
第4回 1953年11月1日 阪神 2000m ダイニカツフジ 牡3 2:07 2/5 清田十一 伊藤勝吉 伊藤由五郎
第5回 1954年10月31日 阪神 2000m ミスバンブトン 牝4 2:04 0/5 清田十一 伊藤勝吉 樋口正一
第6回 1955年11月6日 阪神 2000m ヤサカ 牡3 2:04 0/5 栗田勝 武田文吾 熊谷忠夫
第7回 1956年10月21日 阪神 2000m フアイナルスコア 牡6 2:03 3/5 近藤武夫 伊藤勝吉 仁木清七
第8回 1957年12月29日 阪神 2000m サールス 牝5 2:07 0/5 清田十一 伊藤勝吉 松本英吉
第9回 1958年12月28日 阪神 2000m エータイム 牡3 2:08 1/5 清田十一 伊藤勝吉 谷口俊二郎
第10回 1959年12月27日 阪神 2000m ミスイエリユウ 牝4 2:06.4 高橋成忠 佐藤勇 石田一
第11回 1960年12月25日 阪神 2000m シーザー 牡3 2:07.0 清田十一 伊藤勝吉 伊藤由五郎
第12回 1961年10月29日 阪神 2000m ミスハツライ 牝3 2:09.9 田所秀雄 柴田不二男 大久保常吉
第13回 1962年11月4日 阪神 2000m リユウライト 牡4 2:07.4 宮本悳 橋本正晴 三好諦三
第14回 1963年10月27日 阪神 2000m パスポート 牝3 2:05.4 高橋成忠 清水茂次 吉田喜一
第15回 1964年10月25日 阪神 2000m バリモスニセイ 牡3 2:05.7 諏訪真 諏訪佐市 小杉咲枝
第16回 1965年10月17日 阪神 2000m ゴールデンパス 牡3 2:03.4 坂田正行 高橋直 木村喜一
第17回 1966年10月30日 京都 2000m ナスノコトブキ 牡3 2:04.1 森安弘明 稲葉秀男 那須野牧場
第18回 1967年10月1日 阪神 2000m タフネス 牡3 2:03.3 高橋成忠 庄野穂積 北前米子
第19回 1968年10月6日 阪神 2000m タニノハローモア 牡3 2:03.1 宮本悳 戸山為夫 谷水信夫
第20回 1969年9月28日 阪神 2000m ダテホーライ 牡4 2:01.9 宇田明彦 星川泉士 (株)伊達牧場
第21回 1970年9月20日 阪神 2000m ケイサンタ 牝3 2:05.1 池江泰郎 浅見国一 内田恵司
第22回 1971年9月26日 阪神 2000m ケイサンタ 牝4 2:08.5 安田伊佐夫 浅見国一 内田恵司
第23回 1972年9月24日 阪神 2000m シングン 牡4 2:02.2 吉岡八郎 坂口正二 奈村信重
第24回 1973年9月23日 阪神 2000m タニノチカラ 牡4 2:06.6 田島日出雄 島崎宏 谷水雄三
第25回 1974年9月15日 阪神 2000m スリーヨーク 牡3 2:00.6 稲部和久 諏訪佐市 永井商事(株)
第26回 1975年9月21日 阪神 2000m ロングホーク 牡3 2:00.3 武邦彦 松田由太郎 中井長一
第27回 1976年9月26日 阪神 2000m ケイシュウフオード 牡3 2:00.5 福永洋一 日迫清 松岡正雄
第28回 1977年9月25日 阪神 2000m ホクトボーイ 牡4 2:00.9 久保敏文 久保道雄 森滋
第29回 1978年9月24日 阪神 2000m ハシコトブキ 牡4 2:00.5 河内洋 内藤繁春 (株)シンザンクラブ
第30回 1979年9月23日 中京 2000m バンブトンコート 牡4 1:59.9 伊藤清章 伊藤修司 樋口正蔵
第31回 1980年9月21日 阪神 2000m アグネスレディー 牝4 2:01.6 河内洋 長浜彦三郎 渡辺孝男
第32回 1981年9月13日 阪神 2000m ラフオンテース 牝4 2:01.9 岩元市三 布施正 小柴タマヲ
第33回 1982年9月19日 阪神 2000m ヒカリデユール 牡5 2:00.5 河内洋 須貝彦三 佐々洋
第34回 1983年9月18日 阪神 2000m ミスラディカル 牝4 2:00.6 音無秀孝 田中良平 小田切有一
第35回 1984年9月16日 阪神 2000m ニホンピロウイナー 牡4 1:59.8 南井克巳 服部正利 小林百太郎
第36回 1985年9月15日 阪神 2000m ワカオライデン 牡4 2:00.2 小谷内秀夫 戸山為夫 小塚美近
第37回 1986年9月14日 阪神 2000m ドウカンヤシマ 牡6 1:59.7 清水英次 鹿戸明 新井興業(株)
第38回 1987年9月20日 阪神 2000m プレジデントシチー 牡4 2:00.8 南井克巳 中尾謙太郎 (株)友駿ホースクラブ
第39回 1988年9月18日 阪神 2000m タニノスイセイ 牡5 1:58.6 武豊 宮本悳 (有)カントリー牧場
第40回 1989年9月17日 阪神 2000m ハツシバエース 騸6 2:00.0 岡冨俊一 中村覚之助 (有)大成牧場
第41回 1990年9月16日 中京 2000m ファンドリポポ 牝4 2:01.9 南井克巳 岩元市三 水戸富雄
第42回 1991年9月15日 中京 2000m ヌエボトウショウ 牝4 1:59.1 角田晃一 渡辺栄 トウショウ産業(株)
第43回 1992年9月20日 阪神 2000m レットイットビー 牡4 2:03.7 佐藤哲三 吉岡八郎 マエコウファーム(有)
第44回 1993年9月19日 阪神 2000m ウィッシュドリーム 牡4 2:04.3 武豊 坪憲章 (株)日本ダイナースクラブ
第45回 1994年9月11日 中京 2000m ツルマルガール 牝3 1:58.7 武豊 橋口弘次郎 鶴田任男
第46回 1995年9月10日 京都 2000m マイシンザン 牡5 1:58.0 熊沢重文 山本正司 菅原吾一
第47回 1996年9月8日 阪神 2000m マーベラスサンデー 牡4 1:59.5 武豊 大沢真 笹原貞生
第48回 1997年9月7日 阪神 2000m シンカイウン 牡5 1:59.3 南井克巳 二分久男 林哲夫
第49回 1998年9月13日 阪神 2000m ランフォザドリーム 牝4 2:01.2 河内洋 田中耕太郎 高瀬牧場
第50回 1999年9月12日 阪神 2000m ツルマルツヨシ 牡4 1:59.5 藤田伸二 二分久男 鶴田任男
第51回 2000年9月9日 阪神 2000m ミッキーダンス 牡4 1:58.3 佐藤哲三 服部利之 三木久史
第52回 2001年9月8日 阪神 2000m イブキガバメント 牡5 1:59.4 河内洋 橋口弘次郎 (有)伊吹
第53回 2002年9月7日 阪神 2000m タップダンスシチー 牡5 1:58.1 佐藤哲三 佐々木晶三 (株)友駿ホースクラブ
第54回 2003年9月13日 阪神 2000m カンファーベスト 牡4 1:58.3 安藤勝己 佐藤吉勝 奥村清晴
第55回 2004年9月11日 阪神 2000m スズカマンボ 牡3 2:01.6 武豊 橋田満 永井啓弐
第56回 2005年9月10日 阪神 2000m ワンモアチャッター 牡5 1:59.4 福永祐一 友道康夫 松井一三
第57回 2006年9月9日 中京 2000m トリリオンカット 牡6 1:57.4 和田竜二 音無秀孝 (有)キャロットファーム
第58回 2007年9月8日 阪神 2000m インティライミ 牡5 2:00.0 佐藤哲三 佐々木晶三 (有)サンデーレーシング
第59回 2008年9月15日 阪神 2000m ドリームジャーニー 牡4 1:58.5 池添謙一 池江泰寿 (有)サンデーレーシング
第60回 2009年9月12日 阪神 2000m キャプテントゥーレ 牡4 2:00.0 川田将雅 森秀行 (有)社台レースホース
第61回 2010年9月11日 阪神 2000m キャプテントゥーレ 牡5 1:59.2 小牧太 森秀行 (有)社台レースホース
第62回 2011年9月10日 阪神 2000m ミッキードリーム 牡4 1:59.6 和田竜二 音無秀孝 野田みづき
第63回 2012年12月8日 阪神 1800m ショウリュウムーン 牝5 1:46.6 秋山真一郎 佐々木晶三 上田亙
第64回 2013年12月7日 阪神 1800m アルキメデス 牡4 1:46.5 M.バルザローナ 藤原英昭 H.H.シェイク・モハメド
第65回 2014年12月13日 阪神 1800m トーセンスターダム 牡3 1:45.9 武豊 池江泰寿 島川隆哉
第66回 2015年12月12日 阪神 1800m フルーキー 牡5 1:46.1 M.デムーロ 角居勝彦 金子真人ホールディングス(株)
第67回 2016年12月10日 阪神 1800m マイネルハニー 牡3 1:46.5 柴田大知 栗田博憲 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
第68回 2017年12月2日 阪神 2000m サトノクロニクル 牡3 1:58.6 M.デムーロ 池江泰寿 (株)サトミホースカンパニー
第69回 2018年12月1日 阪神 2000m エアウィンザー 牡4 1:58.3 M.デムーロ 中竹和也 (株)ラッキーフィールド
第70回 2019年11月30日 阪神 2000m ロードマイウェイ 牡3 1:59.1 C.ルメール 杉山晴紀 (株)ロードホースクラブ
第71回 2020年12月5日 阪神 2000m レイパパレ 牝3 1:59.9 川田将雅 高野友和 (有)キャロットファーム
第72回 2021年12月4日 阪神 2000m ソーヴァリアント 牡3 2:01.0 C.ルメール 大竹正博 (有)社台レースホース
第73回 2022年12月3日 阪神 2000m ソーヴァリアント 牡4 1:57.5 C.ルメール 大竹正博 (有)社台レースホース
第74回 2023年12月2日 阪神 2000m ベラジオオペラ 牡3 1:58.8 横山和生 上村洋行 林田祥来
第75回 2024年11月30日 京都 2000m ラヴェル 牝4 1:58.2 川田将雅 矢作芳人 (有)キャロットファーム
第76回 2025年9月13日 阪神 2000m

脚注・出典

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 1,600m超2,200m未満の競走のアローワンス(アローワンスおよび南半球産馬の負担重量の減量についての項目 (PDF) )が11月は2kg、12月は1kg。
  2. ^ 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。

出典

[編集]
  1. ^ a b c 重賞競走一覧(レース別・関西)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 36. 2020年12月6日閲覧。
  2. ^ a b c 令和2年第6回阪神競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2020年12月6日閲覧。
  3. ^ a b c 2020年度第6回阪神競馬特別レース名解説(1日目)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 1. 2020年12月6日閲覧。
  4. ^ a b c レースガイド(チャレンジC)”. netkeiba.com. 2015年12月14日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 今週の注目レース(第66回チャレンジカップ:プレイバック)”. 日本中央競馬会. 2015年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月14日閲覧。
  6. ^ 2017年度開催日割および重賞競走について日本中央競馬会、2016年10月17日閲覧
  7. ^ 2024年度開催日割および重賞競走日本中央競馬会、2023年10月16日配信・閲覧

各回競走結果の出典

[編集]

外部リンク

[編集]