安川午朗
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安川 午朗 | |
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生誕 | 1965年8月9日(59歳) |
出身地 | 日本愛知県 |
学歴 | 東京芸術大学作曲科中退 |
ジャンル | 劇伴 |
職業 | 作曲家、編曲家 |
活動期間 | 1990年 - |
安川 午朗(やすかわ ごろう、1965年8月9日 - )は、日本の作曲家、編曲家。愛知県出身、長野県飯田市育ち[1]。
略歴
[編集]東京芸術大学音楽学部作曲科中退。在学中からスタジオ・ミュージシャンとして活動し、1989年頃の石井隆との出会いから、映像作品の音楽を手掛けるようになる[1]。主に実写の日本映画の音楽を手がけており、石井隆のほとんどの映画作品の音楽を担当しているほか、瀬々敬久、平山秀幸の作品も多い。
長石多可男監督の推挽を得て、『超光戦士シャンゼリオン』で初の特撮番組を担当した。同番組への思い入れは強いようで、放送当時に発売された玩具のほとんどを個人的に購入したという[2]。しかし、癖のある作品だったため、音楽も一筋縄ではいかないものを要求されることになり、苦労したとのこと。そのためか、打ち上げの席で「いつかリベンジしたい」と語っており[3]、『仮面ライダー THE FIRST』でそれを果たすことになった。
2012年、映画『八日目の蝉』の音楽で第35回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した[4]。
受賞歴
[編集]- 第35回日本アカデミー賞最優秀音楽賞(2012年、『八日目の蝉』)
- 第68回毎日映画コンクール 音楽賞(2013年、『凶悪』)[5]
- 第35回ヨコハマ映画祭 音楽賞(『凶悪』『フィギュアなあなた』『甘い鞭』『人類資金』ほか)
- 第38回日本アカデミー賞優秀音楽賞(2014年、『ふしぎな岬の物語』)[6]
- 第39回日本アカデミー賞優秀音楽賞(2015年、『ソロモンの偽証 前篇・事件』)[7]
音楽担当作品
[編集]ビデオ
[編集]- 月下の蘭(1990年)
- パチンコグラフィティ(1991年)
- フラットアウトベイビー(1993年)
映画
[編集]- 死んでもいい(1992年)
- ヌードの夜(1993年)
- 夜がまた来る(1994年)
- 赤い閃光(1994年)
- GONIN(1995年)
- GONIN2(1996年)
- KOKKURI コックリさん(1997年)
- 黒い下着の女 雷魚(1997年)
- ろくでなしBLUES '98(1998年)
- 汚れた女(1998年)
- 黒の天使 Vol.1(1998年)
- 地雷を踏んだらサヨウナラ(1999年)
- 黒の天使 Vol.2(1999年)
- なで肩の狐(1999年)
- アナーキー・インじゃぱんすけ 見られてイク女(1999年)
- HYSTERIC(2000年)
- JUNK 死霊狩り(2000年)
- 蝉祭りの島(2000年)
- 棒 Bastoni(2001年)
- RUSH! ラッシュ(2001年)
- TOKYO G.P.(2001年)
- ON AIR オンエアー(2001年)
- トーキョーXエロティカ(2001年)
- GUN CRAZY(2002年)
- ドッグスター(2002年)
- SFホイップクリーム(2002年)
- OUT(2002年)
- 夢追いかけて Touch a Dream 浜名湖発〜学び座(2003年)
- MOONCHILD(2003年)
- HAZAN(2003年)
- 魔界転生(2003年)
- 花と蛇(2004年)
- デビルマン(2004年)
- レディ・ジョーカー(2004年)
- 《LOVE COLLECTION》OLDK オーエルディーケー(2004年)
- ユダ(2004年)
- サンクチュアリ(2005年)
- アダン(2005年)
- 不良少年(ヤンキー)の夢(2005年)
- 花と蛇2(2005年)
- フライ,ダディ,フライ(2005年)
- 仮面ライダー THE FIRST(2005年)
- スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ(2006年)
- 長州ファイブ(2006年)
- 親指さがし(2006年)
- どろろ(2007年)
- しゃべれども しゃべれども(2007年)
- 人が人を愛することのどうしようもなさ(2007年)
- キャプテン(2007年)
- やじきた道中 てれすこ(2007年)
- 仮面ライダー THE NEXT(2007年)
- スーパーカブ(2008年)
- ラブファイト(2008年)
- しあわせのかおり(2008年)
- 感染列島(2008年)
- カメレオン(2008年)
- フライング☆ラビッツ(2008年)
- おと・な・り(2009年)
- 行旅死亡人(2009年)
- ロストパラダイス・イン・トーキョー(2009年)
- ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う(2010年)
- ヘヴンズ ストーリー(2010年)
- 君に届け(2010年)
- ちょんまげぷりん(2010年)
- 信さん・炭坑町のセレナーデ(2010年)
- KG カラテガール(2010年)
- 行きずりの街(2010年)
- 孤高のメス(2010年)
- 八日目の蝉(2011年)
- 大鹿村騒動記(2011年)
- サルベージ・マイス(2011年)
- しあわせのパン(2012年)
- 道〜白磁の人〜(2012年)
- ペンギン夫婦の作りかた(2012年)
- Another アナザー(2012年)
- 北のカナリアたち(2012年)
- みなさん、さようなら(2013年1月26日)
- 草原の椅子(2013年2月23日、東映)
- フィギュアなあなた(2013年)
- 甘い鞭(2013年)
- 凶悪(2013年9月21日)
- 人類資金(2013年10月19日)
- 琉球バトルロワイアル(2013年)
- ジンクス!!!(2013年)
- ルームメイト(2013年)
- 白ゆき姫殺人事件(2014年3月29日)
- ぶどうのなみだ(2014年10月11日)
- ふしぎな岬の物語(2014年10月11日)
- 近キョリ恋愛(2014年10月11日)
- ソロモンの偽証 前篇・事件 / 後篇・裁判(2015年)
- 赤い玉、(2015年)
- ストレイヤーズ・クロニクル(2015年6月27日)
- GONINサーガ(2015年9月27日)
- 残穢 -住んではいけない部屋-(2016年1月30日)
- 殿、利息でござる!(2016年)
- 団地(2016年)
- 日本で一番悪い奴ら(2016年)
- なりゆきな魂、(2017年)
- ちょっと今から仕事やめてくる(2017年)
- ユリゴコロ(2017年)
- エルネスト(2017年)
- 孤狼の血(2018年)
- 空飛ぶタイヤ(2018年)
- ごっこ(2018年)
- 菊とギロチン(2018年)
- ビブリア古書堂の事件手帖(2018年)
- 半世界(2019年)
- ねことじいちゃん(2019年)
- 閉鎖病棟 -それぞれの朝-(2019年)
- グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜(2019年)
- 一度も撃ってません(2020年)
- 記憶の技法(2020年)
- 孤狼の血 LEVEL2(2021年)
- シャイロックの子供たち(2023年)
- せかいのおきく(2023年)
テレビ
[編集]- 超光戦士シャンゼリオン(1996年)
- ゆずれない夜(1996年)
- 情熱大陸(1998年)メインテーマ
- 別れる2人の事件簿(2000年)
- 特捜最前線2012 爆破0.01秒前の女(2012年)
- プレイガール2012(2012年)
- 特捜最前線×プレイガール2012(2012年)
- ヒトリシズカ(2012年)
- 神谷玄次郎捕物控(2014年)
- 神谷玄次郎捕物控2(2015年)
- 妻と飛んだ特攻兵(2015年)
- バイバイ、ブラックバード(2018年)
- すぐ死ぬんだから(2020年)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 映画『白ゆき姫殺人事件』作品情報スタッフの項、映画『白ゆき姫殺人事件』公式サイト、2014年3月1日閲覧。
- ^ 『超光戦士シャンゼリオン オリジナルサウンドトラック2』(日本コロムビア、1996年)
- ^ 『ファンタスティックコレクション 超光戦士シャンゼリオン バイブル』(朝日ソノラマ、2002年)
- ^ 日本アカデミー賞公式サイト第35回日本アカデミー賞優秀賞発表! 2012年3月3日参照。
- ^ 中山雄一朗、第68回毎日映画コンクール発表!『舟を編む』が日本映画大賞(2014年1月21日)、シネマトゥデイ、2014年1月21日閲覧。
- ^ 第38回日本アカデミー賞最優秀賞発表!、日本アカデミー賞公式サイト、2015年1月17日閲覧。
- ^ “第39回日本アカデミー賞優秀賞決定!”. 日本アカデミー賞公式サイト. 2016年1月22日閲覧。
外部リンク
[編集]- 安川午朗 - KINENOTE
- 安川午朗 - テレビドラマデータベース