古神道仙法教
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古神道仙法教(こしんとうせんぽうきょう)は、大阪府堺市に本部を置く神道系の宗教団体。1946年に立教、1953年に宗教法人として認証。教義の中心は、平田篤胤と宮地水位の古神道・霊学である。会員数は、12,986人[1]。
創始者
[編集]古神道仙法教の創始者は、正井頎益(1907年~1970年)である。正井は、大阪府に生まれ、20歳代後半から神道を研究し始め、神道天行居や神仙道本部といった古神道系の宗教団体を経て、古神道仙法教を立教した[2]。
所在地
[編集]大阪府堺市に本庁を置いている。また、九州や北陸に教会を、滋賀や東京に祭祀所を設置している。
沿革
[編集]正井頎益は、神道天行居の幹部(地方教会教会長)を務めていたが、戦後になって教団を離れ、同じく神道天行居から独立していた清水宗徳[要曖昧さ回避]の神仙道本部に参加したものの、清水とも袂を分かった。そして、戦後日本の精神的退廃を見かねたとして、1946年に大阪で「産須奈教会」として宗教活動を開始した。翌年には「浪速霊学研究所」を設置し、1949年には「神道仙法教」として旧宗教法人令による宗教法人として認証され、1953年に現宗教法人法による宗教法人として認証された。1971年には、教団名を現在の「古神道仙法教」に変更した。1970年に正井頎益が死去してからは、息子の正井頎豫(1943~2015)が教団を継承し、信徒の教化と祭祀の実行に取り組んだ[2]。また、現在の教団の代表役員は、正井彰吾である[3]。
教義
[編集]平田篤胤の古神道と宮地水位の霊学に立脚している。神道天行居や神仙道本部と同じく、神仙道を教義の中心に据えている。教団では、記紀のほか、篤胤や宮地の著作を教典としている[2]。
教会
[編集]- 本庁
- 大阪府堺市南区美木多上1019-1
- 水鶯社
- 大阪府堺市南区美木多上1021-1
- 北陸教会
- 富山県南砺市院林88-1
- 九州教会
- 鹿児島県姶良市加治木町木田3758-3
- 茨木祭祀所
- 大阪府茨木市春日2丁目2-28
- 東京祭祀所
- 東京都板橋区徳丸1丁目14-13
- 滋賀祭祀所
- 滋賀県長浜市野瀬町995