ロールス・ロイス テイ
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テイ | ||
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要目一覧 (テイ 620-15) | ||
形式 | 2軸式ターボファン (バイパス比3.04) | |
製造国 | イギリス | |
製造会社 | ロールス・ロイス | |
最初の運転 | 1984年 | |
主な搭載機 | ガルフストリーム IV フォッカー 70 フォッカー 100 | |
全長 | 94.7 in (2405.4 mm) | |
ファンの直径 | 44 in (1117.6 mm) | |
重量 | 3,310 lb (1501.4 kg) | |
圧縮機 | ファンと低圧3段と高圧12段 | |
タービン | 高圧2段, 低圧3段 | |
タービン入り口温度 | 735℃(最大定格) | |
推力 | 13,850 lbf (62.82 kN) | |
推力/重量比 | 4.2 |
RB.183 テイ(英語:RB.183 Tay )はロールス・ロイスがスペイを元に小型化したRB211エンジンの低圧圧縮機を組み込んでできたターボファンエンジンでバイパス比は3.1:1またはそれ以上である。エンジンは1984年に8月に最初の運転を行った[1] 。名称はウェランド開発時の故事にならいテイ川に由来する。
テイシリーズはガルフストリーム IV, フォッカー 70やフォッカー 100、更に後期型のエンジンを換装したボーイング727-100に等の旅客機や大型のビジネスジェットに搭載された。
派生型
[編集]テイ 611-8
[編集]元々は610-8として設計されたが、現在では611-8が標準として販売されている。最新の形式は高圧ノズルボックスが改良された611-8Cで鋳造の第一高圧タービンブレードと650-15からの大型のファンとバイパスダクトとFADECを装着する。
全てのテイは22枚のチタン製のファンブレード、3段の中圧圧縮機(ファンと同軸)、12段の高圧圧縮機、2段の高圧タービン、3段の低圧タービンを備える。
- 推力:13,850 lbf (62 kN)
- 搭載機:テイ 611 は1987年からガルフストリーム IV/IV-SPに導入された。
テイ 620-15
[編集]620-15は本質的には611-8と同様で650-15と外観が似ている。
テイ 650-15
[編集]- 推力:15,100 lbf (67 kN)
- 搭載機:原型はBAC 1-11の換装用に設計された。 (650-14,は2基のみ製造、両方とも650-15に標準化改造), 650-15は1989年からフォッカー 100で運用開始。
テイ 651-54
[編集]651-54は内部が本質的に650-15である。燃料流量を調整することで推力を増やしている。
- 推力:15,400 lbf (69 kN)
- 搭載機:1992年からボーイング 727-100に搭載。 3基のJT8D-7から3基のテイ 651-54への換装が今では倒産したテキサス州サンアントニオのDee Howard Aircraft Maintenance Company でユナイテッド・パーセル・サービス向けに実施された。1機のプライベート727も換装された。オーストラリアでカジノとして使用されている。
出典
[編集]記述
[編集]履歴
[編集]- FAA Type Certificate Data Sheet
- Gunston, Bill. World Encyclopedia of Aero Engines. Cambridge, England. Patrick Stephens Limited, 1989. ISBN 1-85260-163-9
- Rolls-Royce plc, Tay data sheet