ブライアン・オーガー
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ブライアン・オーガー Brian Auger | |
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ザ・トリニティー時代(1970年) | |
基本情報 | |
出生名 | Brian Albert Gordon Auger |
生誕 | 1939年7月18日(85歳) |
出身地 |
イングランド ロンドン・ハマースミス |
ジャンル | ジャズ・ロック、アシッドジャズ、R&B、アート・ロック、ファンク・ロック、ブルース・ロック、ハード・ロック、プログレッシブ・ロック、フュージョン、クロスオーバー、実験音楽 |
職業 | ミュージシャン、鍵盤奏者、オルガニスト、作曲家 |
担当楽器 |
ハモンドオルガン ピアノ 鍵盤楽器 |
活動期間 | 1963年 - 現在 |
レーベル |
ワーナー・ブラザース・レコード Headfirst Records ポリドール・レコード Ghostown Records |
共同作業者 |
ジュリー・ドリスコール キャブ ブライアン・オーガー・アンド・ザ・トリニティー スティームパケット ブライアン・オーガーズ・オブリヴィオン・エクスプレス |
公式サイト |
www |
ブライアン・オーガー(Brian Auger、1939年7月18日 - )は、イングランドのミュージシャン、キーボーディスト、オルガニスト、ヴォーカリスト、作曲家。
1960年代は「ザ・トリニティー」、1970年代以降は「オブリヴィオン・エクスプレス」といったバンドを主宰。イギリスにおいてロックをベースにジャズや様々なスタイルのクロスオーバー・ミュージックを展開した草分け的存在として知られる。
概要・略歴
[編集]独学でキーボードをマスターし、1963年にジャズ・ピアニストとしてプロ活動を始める。同時期に「ザ・トリニティー」を結成。その後ジミー・スミスの影響を受け、ハモンド・オルガンを弾くようになる。
1965年、ロッド・スチュワート、女性ボーカルのジュリー・ドリスコール(現ジュリー・ティペッツ)等と「スティームパケット」を結成。R&Bを主体としたソウルフルな革新的なジャズ・ロック・サウンドを追求し、イギリス国内で注目された。
その後ジュリーと共に「ザ・トリニティー」を再興し、1968年にはモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演を果たす。ここでも時代を先取りしたクロスオーバーサウンドを展開していく。バンドにはゲイリー・ボイル等も在籍していた。
1970年には「オブリヴィオン・エクスプレス」を結成。プログレッシブ・ロックやフュージョンに接近したサウンドを展開する。オーガーは一貫してジャズ、ブルース、ロックのサウンドを土台にアヴァンギャルド的な色彩を取り入れ、大衆的なジャズ・ロックを開拓した。
以降も活動休止も挟みながら、オブリヴィオン・エクスプレス名義やソロ、他のプロジェクトにも参加し活動を続けている[1]。
なお、現在はアメリカ・ロサンゼルスに居住している[2]。
ディスコグラフィ
[編集]ソロ・アルバム
[編集]- Attention! Brian Auger! (1972年) ※コンピレーション。1965年録音
- 『思い出にアンコール』 - Encore (1978年) ※ブライアン・オーガー&ジュリー・ティペッツ名義[3]
- 『サーチ・パーティー』 - Search Party (1981年)
- 『ヒア・アンド・ナウ』 - Here and Now (1982年)
- Access All Areas: Live (1993年) ※with エリック・バードン
- 『ランゲージ・オブ・ザ・ハート』 - Language of the Heart (2012年)
- Train Keeps A Rolling (2013年) ※ジェフ・ゴルブ With ブライアン・オーガー名義
ザ・トリニティー
[編集]- 『オープン』 - Open (1967年)
- 『ディフィニットリー・ホワット』 - Definitely What! (1968年)
- 『ジミー・ペイジ&ソニー・ボーイ・ウィリアムソン』 - Don't Send Me No Flowers (1968年) ※サニー・ボーイ・ウィリアムソン&ブライアン・オーガー・アンド・ザ・トリニティー&ジミー・ペイジ名義。1965年1月録音
- 『ストリートノイズ』 - Streetnoise (1969年)
- 『ビフォア』 - Befour (1970年)
- 『モッド・パーティー』 - Mod Party (2013年) ※リ・ライブレコーディング作品
- 『アントールド・テイルズ - ライヴ1968』 - Untold Tales Of The Brian Auger Trinity (2017年)
スティームパケット
[編集]- 『ファースト・スーパー・グループ』 - Rock Generation Volume 6 - The Steampacket (Or The First "Supergroup") (1970年)
- The Steampacket Featuring Long John Baldry, Rod Stewart, Brian Auger & Julie Driscoll (1990年) ※1965年録音
オブリヴィオン・エクスプレス
[編集]- 『ブライアン・オーガーズ・オブリヴィオン・エクスプレス』 - Brian Auger's Oblivion Express (1971年)
- 『ア・ベター・ランド』 - A Better Land (1971年)
- 『セカンド・ウインド』 - Second Wind (1972年)
- 『クローサー・トゥ・イット』 - Closer to It! (1973年)
- 『ストレート・アヘッド』 - Straight Ahead (1974年)
- Genesis (1974年) ※コンピレーション
- 『ライヴ・オブリヴィオン 第1集』 - Live Oblivion, Volume 1 (1974年)
- 『リインフォースメンツ』 - Reinforcements (1975年)
- 『ライヴ・オブリヴィオン 第2集』 - Live Oblivion, Volume 2 (1976年)
- 『ハッピネス・ハートエイクス』 - Happiness Heartaches (1977年)
- 『キーズ・トゥ・ザ・ハート』 - Keys to the Heart (1987年)
- 『ヴォイセス・オブ・アザー・タイムス』 - Voices of Other Times (1999年)
- 『アイ・オブ・ザ・ワールド』 - Looking in the Eye of the World (2005年)
- 『ライヴ・アット・ザ・ベイクド・ポテト』 - Live at the Baked Potato (2005年)
- Live Los Angeles (2015年)
参加作品
[編集]- 『ドルディンガー・ジュビリー・コンサート』 - Doldinger Jubilee Concert (1974年)
- 『キャブ2』 - CAB 2 (2000年)
- 『キャブ4』 - CAB 4 (2003年)
- Drum N Voice Vol. 3 (2010年)
- Drum N Voice Vol. 4 (2016年)
- ルディー・ロッタ
- Me, My Music And My Life (2011年)
- Groove And More (2013年)
- カルマ・オーガー
- Blue Groove (1998年)
- アリ・オーガー
- Soft & Furry (2002年)
フィルモグラフィ
[編集]- 33⅓ Revolutions Per Monkee (1969年)
- Brian Auger: Insights of the Keyboard Master (2005年)[4]
- Live at the Baked Potato (2005年)
脚注
[編集]- ^ “ブライアン・オーガーが来日公演を6月に開催”. amass (2014年4月16日). 2019年2月2日閲覧。
- ^ 本人のXのプロフィール欄に記載されている。
- ^ Encore - オールミュージック
- ^ “Brian Auger Instructional DVD”. Brianaugervideo.com. 12 July 2017閲覧。