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ケイブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社ケイブ
CAVE Interactive CO.,LTD.
本社が入居する中目黒ゲートタウンタワー
本社が入居する中目黒ゲートタウンタワー
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社
市場情報
東証スタンダード 3760
2013年7月16日上場
本社所在地 日本の旗 日本
153-0051
東京都目黒区上目黒2丁目1番1号
中目黒ゲートタウンタワー9階
北緯35度38分36.9秒 東経139度41分56.6秒 / 北緯35.643583度 東経139.699056度 / 35.643583; 139.699056座標: 北緯35度38分36.9秒 東経139度41分56.6秒 / 北緯35.643583度 東経139.699056度 / 35.643583; 139.699056
設立 1994年平成6年)6月15日
業種 情報・通信業
法人番号 2011101006189 ウィキデータを編集
事業内容 ソーシャルゲーム・スマートフォン・携帯アプリ・オンラインゲームの制作
コンテンツサイトの運営
代表者
  • 代表取締役社長CEO 秋田英好
  • 代表取締役CFO 伊藤裕章[1]
資本金
  • 1億8213万6000円
(2024年5月31日現在)[2]
発行済株式総数
  • 669万3500株
(2024年5月31日現在)[2]
売上高
  • 連結: 122億7420万0000円
  • 単独: 15億6581万1000円
(2024年5月期)[2]
営業利益
  • 連結: 18億7046万4000円
  • 単独: 1億9558万0000円
(2024年5月期)[2]
経常利益
  • 連結: 19億4325万3000円
  • 単独: 3億5978万3000円
(2024年5月期)[2]
純利益
  • 連結: 14億6167万9000円
  • 単独: 2億9789万9000円
(2024年5月期)[2]
純資産
  • 連結: 67億8621万3000円
  • 単独: 20億2853万6000円
(2024年5月31日現在)[2]
総資産
  • 連結: 143億5723万7000円
  • 単独: 71億9341万6000円
(2024年5月31日現在)[2]
従業員数
  • 連結: 171人
  • 単独: 46人
(2024年5月31日現在)[2]
決算期 5月31日
会計監査人 監査法人八雲[2]
主要株主
主要子会社 でらゲー 100%
関係する人物
外部リンク www.cave.co.jp ウィキデータを編集
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株式会社ケイブ: CAVE Interactive CO.,LTD.[3])は、日本のコンピュータゲーム製作会社。コンピュータエンターテインメント協会正会員。アーケードゲームコンシューマーゲーム携帯電話用コンテンツを経て、現在はソーシャルゲーム事業を主業としている。その他にライブ配信事業も手掛けている。 社名のCAVEは、Computer、Art、Visual、Entertainmentの頭文字での頭字語であることが、IR資料などで確認できる[4]

概要

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1994年(平成6年)6月15日設立。創業当初はゲームソフトの他社からの受託開発を手がける一方、自社タイトルとしては『怒首領蜂』などのヒットを生む。1999年(平成11年)からは、同年にサービスが開始されたi-modeへのコンテンツの提供を開始し、クラシックジャズ音楽の配信や占いコンテンツの提供で存在感を示す[5]2004年(平成16年)に大証ヘラクレス市場に株式上場。2005年(平成17年)にビーズのアクセサリー事業を買収。2007年(平成19年)からは『女神転生IMAGINE』などのオンラインゲームの開発・運営を行っている。また、2010年(平成21年)からはモバゲータウンGREEなどの携帯電話向けソーシャルネットワークサービス上でしろつくをはじめとしたソーシャルゲーム事業の展開を行っており、2022年5月期の時点ではApp StoreGoogle PlayAmazon Appstoreで配信されているゴシックは魔法乙女が売上の44.0%を占めている。

2019年からライブ配信事業に参入し、2019年11月にクリエイタープロダクションとなる子会社capableを設立。2021年3月にはライブ配信で対面占いを行うプラットフォーム『占占(sensen)』のサービスを開始した。

ビーズ事業は2010年(平成22年)に撤退。2013年(平成25年)にアーケードゲーム、コンシューマーゲーム事業から撤退。

2018年(平成30年)5月28日に株式会社フォーサイドに対して第三者割当増資を実施した他[6]、同年12月27日に株式会社KeyHolderに対して第三者割当増資を実施した。[7]

2022年(令和4年)6月3日、『モンスターストライク』などを手掛けるゲーム開発会社のでらゲーを買収することを発表。買収金額は50億2300万円[8]。同年9月1日、でらゲーの全株式を取得し子会社化を完了した[9]

2024年(令和6年)5月20日、ゲーム会社のサクセスの子会社であるサクセスプラスの買収を発表、同年6月30日付でサクセスプラスの全株式を取得し同社を子会社化した[10]

沿革

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  • 1994年(平成6年)6月 - 資本金1,500万円で設立。当時の所在地は東京都新宿区市ヶ谷左内町27番地。
  • 1995年(平成7年)6月 - 本社を東京都新宿区箪笥町13番地に移転。
  • 2001年(平成13年)
    • 2月 - 本社を東京都新宿区神楽坂一丁目1番地に移転。
    • 4月 - 名門ジャズクラブのブルーノート・ニューヨークと独占契約締結。
    • 9月 - 東京フィルハーモニー交響楽団と情報提供契約締結。
  • 2002年(平成14年)9月 - ニューヨーク近代美術館と独占契約締結。
  • 2004年(平成16年)
  • 2005年(平成17年)
    • 1月 - ソウル放送と業務提携。
    • 3月 - 株式会社タミヤと業務提携。
    • 4月 - 株式会社山と溪谷社と業務提携。
    • 6月 - クレイズカンパニー株式会社(現ビーズマニア株式会社)の100%子会社化。
    • 7月 - 株式会社ケイブ・オンライン・エンターテイメント(92.3%出資子会社)設立。
    • 8月 - デルガマダス株式会社と業務および資本提携。
  • 2006年(平成18年)
    • 2月 - タミヤと共同でミニ四駆ネットワークス株式会社を設立。
    • 9月 - 子会社だった株式会社ケイブ・オンライン・エンターテイメントを吸収合併。
  • 2007年(平成19年)
    • 2月 - ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社と資本および業務提携。
    • 6月 - タボット株式会社を設立。
  • 2008年(平成20年)6月 - ビーズマニア株式会社と事業統合。
  • 2010年(平成22年)
  • 2011年(平成23年)
    • 1月 - 『しろつく』の会員数が265万人を越える。
    • 2月 - 米国エレクトロニック・アーツ社と共同開発契約の締結。
    • 5月 - 『しろつく』の会員数が300万人を越える。
    • 8月 - グリー株式会社と資本および業務提携。
    • 10月 - GREEでソーシャルゲーム『くにつく』を配信開始。
  • 2012年(平成24年)
    • 11月 - 本社を東京都目黒区上目黒2丁目に移転。
  • 2013年(平成25年)
    • 5月 - Xbox 360版『怒首領蜂最大往生』の発売を最後にアーケードゲーム事業、コンシューマーゲーム事業から撤退、スマートフォンアプリ向けの開発は継続(ただし、SteamといったPC向けやM2との提携の移植関連の他社販売によるリリースは行う)。
    • 12月 - グリー株式会社との業務提携解消。
  • 2018年(平成30年)
  • 2022年(令和4年)
    • 4月 - 東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。
    • 6月 - 株式会社でらゲーの買収を発表[8]
    • 9月 - でらゲーの買収を完了し同社を完全子会社化[9]
  • 2024年(令和6年)
    • 6月 - サクセスプラスの全株式を取得し同社を完全子会社化。

シューティングゲーム分野

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ケイブは縦スクロールシューティングゲームの分野でアーケードゲームに一時代を築いた旧東亜プランの社員によって設立された、いわば後継会社である。また、旧コンパイルの社員も一部参加している。『怒首領蜂』のヒットで弾幕系シューティングのジャンルを確立。これ以降、2Dグラフィックによって描かれたそれぞれ独自のカラーを持つ弾幕系シューティングを毎年1 - 2本出し続けており、現在のシューティングゲーム市場を支える、数少ない会社の一つである。

「(ボタンの押し分けによる)2種類のショットとボンバー」というスタイルは『怒首領蜂』以降、ほぼ不変である。『虫姫さま』以降は萌え要素を付け加えた作品も制作している。また、旧ライジングのスタッフによって、これまでのケイブ式とは異なるタイプの弾幕系シューティングもリリースしている。

近年の作品は想像を絶する弾幕を張る真ボスやバカゲー要素を持ち合わせたゲームが多く、それも特徴となっている。

2011年(平成23年)2月には「世界一弾幕シューティングゲームを作って販売した会社」(Most prolific developer of danmaku shooters)としてギネス・ワールド・レコーズに認定された[13]

主なゲーム

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リスト詳細は、ケイブのホームページを参照。

イベント

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1年に1 - 2回、「ケイブ祭り」と称するイベントを開催しており、ケイブ製シューティングゲームのサウンドトラックやキャラクター抱き枕直筆掛け軸などのグッズ販売、ゲーム開発者によるトークショーやサイン会が行われている。

各種グッズはこのケイブ祭りで限定販売もしくは先行販売となり、一部はケイブのウェブサイト上で通販もされる。

また、特別バージョンの調整がなされた基板でゲームを遊ぶことができる。

2012年5月18日から20日まで「さよならケイブ祭り」が開催されてからイベントは開催されていなかったが、2016年4月29日に「ケイブ祭りが大運動会~汗と涙とブルマ~」が開催された。

2017年12月16日には、同社主力のスマホアプリ『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』(以下、『ゴシックは魔法乙女』、『ごまおつ』)において、初のスコアアタック大会「第1回ごまおつスコア大会~もみのきもみ♡もみ 天使が跳び出すクリスマス大決戦~」が開催された。

2018年4月21日には、ケイブ祭り2018『ケイブ隊がにゅ~隊式 ~あんなところもむちムチMAX~』が秋葉原UDXビル内アキバ・スクエアにて開催、各種グッズの販売やステージイベントに加え、事前予選を勝ち抜いたプレイヤーによる「ゴシックは魔法乙女」スコア大会決勝も行われた。

提携関連企業

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脚注

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  1. ^ 会社概要”. 株式会社ケイブ. 2024年9月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k 株式会社ケイブ『第30期(自 2023年6月1日 - 至 2024年5月31日)有価証券報告書』(レポート)2024年8月30日。 
  3. ^ 株式会社ケイブ 定款 第1章第1条
  4. ^ 2022年5月期 決算補足資料” (PDF). 株式会社ケイブ. 2022年9月7日閲覧。
  5. ^ CAVE iモード”. www.cave.co.jp (2000年11月17日). 2023年5月22日閲覧。
  6. ^ a b 資本業務提携契約の締結並びに第三者割当方式による新株式及び第22回新株予約権の発行に係る払込完了に関するお知らせ株式会社ケイブ 2018年5月28日
  7. ^ a b 株式会社KeyHolderとの資本業務提携、第三者割当による新株式の発行並びに主要株主及び主要株主である筆耕株主の異動に関するお知らせ株式会社ケイブ 2018年12月11日
  8. ^ a b ケイブ、『モンスト』開発のでらゲーを50億円で買収 運営タイトルとともに「東方Project」など新作の開発人員を確保するため”. gamebiz (2022年6月3日). 2022年6月4日閲覧。
  9. ^ a b ケイブ、でらゲーの買収が完了 買収価額50億円は現金による分割払いに”. gamebiz (2022年9月1日). 2022年9月20日閲覧。
  10. ^ ケイブ、遊技機開発およびアニメ制作を主軸としたアミューズメント開発を手掛けるサクセスプラスを6月30日付で買収へ”. gamebiz (2024年5月20日). 2024年5月21日閲覧。
  11. ^ 資本業務提携契約並びに第三者割当方式による新株式及び第22回新株予約権の発行に関するお知らせ株式会社ケイブ 2018年5月10日
  12. ^ 株式会社ケイブとの資本業務提携に関するお知らせ フォーサイド 2018年5月10日
  13. ^ Most prolific developer of danmaku shooters” (英語). Guinness World Records. 2011年11月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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