エットーレ・スコラ
表示
エットーレ[注釈 1]・スコラ Ettore Scola | |||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
生年月日 | 1931年5月10日 | ||||||||||||||||||||||||
没年月日 | 2016年1月19日(84歳没) | ||||||||||||||||||||||||
出生地 | トレヴィーコ | ||||||||||||||||||||||||
死没地 | ローマ | ||||||||||||||||||||||||
国籍 | イタリア | ||||||||||||||||||||||||
職業 | 映画監督・脚本家・舞台演出家 | ||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||
『あんなに愛しあったのに』 『特別な一日』 『ル・バル』 『マカロニ』 | |||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||
備考 | |||||||||||||||||||||||||
第55回ヴェネツィア国際映画祭 審査委員長(1998年) |
エットーレ[注釈 1]・スコラ(Ettore Scola、1931年5月10日 - 2016年1月19日)は、イタリアの映画監督・脚本家。
来歴
[編集]1950年代前半、20歳で脚本家としてデビュー、40本以上もの脚本を量産。1964年、『もしお許し願えれば女について話しましょう』で映画監督としてデビューした。
1976年の『醜い奴、汚い奴、悪い奴』で第29回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞、1980年の『テラス』で第33回カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞、1984年の『ル・バル』で第34回ベルリン国際映画祭銀熊賞 (監督賞)を受賞した。
2012年4月、トリノ・レージョ劇場の依頼で、モーツァルトの歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》を手掛け、オペラ演出家デビュー。2014年夏のプッチーニ音楽祭で《ラ・ボエーム》を演出し、ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場の2015年-2016年シーズン・オープニング作品として再演。
この公演終了間もない、2016年1月19日、ローマ市内の病院で死去。84歳没[2]。
2016年夏にはプッチーニ音楽祭で《ラ・ボエーム》(アンジェラ・ゲオルギュー、ラモン・バルガス共演)が再演されると共に、2017年2月にはジェノヴァで《コジ》が上演されるなど、追悼上演が決まっている。
フィルモグラフィー
[編集]脚本作品
[編集]- Canzoni di mezzo secolo(半世紀の歌) 監督ドメニコ・パオレラ ※脚本家デビュー作
- 三月生まれ (1958) 監督アントニオ・ピエトランジェリ、主演ジャクリーヌ・ササール
- 追い越し野郎 (1962年) 監督ディーノ・リージ
- アデュアと仲間たち (1960) 監督アントニオ・ピエトランジェリ
- 気ままな情事 (1964) 監督アントニオ・ピエトランジェリ
監督作品
[編集]- もしお許し願えれば女について話しましょう Se permettete parliamo di donne(1964)
- ジェラシー Dramma della gelosia - tutti i particolari in cronaca (1970)
- あんなに愛しあったのに C'eravamo tanto amati (1974)
- 醜い奴、汚い奴、悪い奴 Brutti, sporchi e cattivi (1976) イタリア文化会館にて無字幕上映
- 特別な一日 Una giornata particolare (1977)
- I nuovi mostri (1977/オムニバス・挿話監督)
- テラス La terrazza (1980) イタリア文化会館にて無字幕上映
- パッション・ダモーレ Passione d'amore (1981)
- ヴァレンヌの夜 La Nuit de Varennes (1982) フランス革命200周年記念映画祭で上映
- ル・バル Le Bal (1984)
- マカロニ Maccheroni (1985)
- ラ・ファミリア La famiglia (1987)
- スプレンドール Splendor' (1989)
- BARに灯ともる頃 Che ora è? (1989)
- 星降る夜のリストランテ La cena (1998)
- ローマの人々 Gente di Roma(2003)イタリア映画祭上映
- フェデリコという不思議な存在 Che strano chiamarsi Federico (2013) イタリア映画祭上映
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 『伊和中辞典』(第2版)小学館、580頁。ISBN 4-09-515402-0。
- ^ “イタリアの巨匠エットレ・スコーラ監督が死去”. 映画.com (2016年1月20日). 2016年1月20日閲覧。
外部リンク
[編集]- エットーレ・スコーラ - allcinema
- エットーレ・スコラ - KINENOTE
- Ettore Scola - IMDb
- 『フェデリコという不思議な存在』(2013年/93分/配給:パンドラ)