神道大教
神道大教(しんとうたいきょう)は、教派神道の一つ。
神道大教院 | |
設立 | 1886年(明治19年) |
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設立者 | 稲葉正邦 |
種類 | 宗教法人 |
本部 | 東京都港区西麻布4丁目9番2号 |
座標 | 北緯35度39分25.0秒 東経139度43分21.2秒 / 北緯35.656944度 東経139.722556度座標: 北緯35度39分25.0秒 東経139度43分21.2秒 / 北緯35.656944度 東経139.722556度 |
管長 | 菊池重敏 |
ウェブサイト | http://www.shintotaikyo.org/ |
明治政府が1872年(明治5年)に神道の総本山とすべく設けた大教院が元であり、神道十三派と呼ばれる各教派神道の母体となった。初代管長は、稲葉正邦である。
教団名は神道大教だが、管理する神社は神道大教院(しんとうたいきょういん)と言う。
沿革
編集1940年(昭和15年)以前は「神道本局(正式名称は神道)」という教派名であった。その元となった「大教院」は1872年(明治5年)に設けられ、神道の総本山として皇道発揚に歴史的な役割を果した。
大教院は、1874年(明治7年)には全国でその存立を闡明にしており、中、小教院280、教導職数7240名を擁したが、仏教勢力の反発を受け、1875年(明治8年)5月には大教院は解体を余儀なくされた。1875年(明治8年)3月にこれに代る組織として「神道事務局」が創設された。
神道事務局は、1885年(明治18年)に新たに「神道教規」を制定し、翌年1886年(明治19年)に認可されると、「神道本局」へと組織改変し、東京駿河台、次いで築地に本局が置かれ、初代管長には稲葉正邦が就任した。神道事務局と神道本局は組織的には一応別であるが、神道事務局が有していた神道各教会を統轄するという性格は引き継いだ。以後、神道本局は、独立した教派を形成しえない神道系の諸教会の統轄という機能を担った。
1940年(昭和15年)の宗教団体法施行に当り、当局に神道本局にも教名の変更が妥当ではないかということを勧告され、大会議を開き慎重審議の結果、「明治三年の大教宣布の詔[1]にのっとり、神道が国教と定められ、その聖旨に添うべく神道事務局が創設せられ、やがて神道本局に受け継がれた」という由緒を以って、神道に大教を結び「神道大教」と改名した。
組織
編集所属神社
編集2020年(令和2年)現在、神道大教には約150の教会・神社が所属している[2]。
神職養成
編集神道大教には2020年(令和2年)現在、470人の神職(教師)が所属している[2]。
神道大教では教師養成機関として神道学院研修会を設置しており、毎年8月22日より28日までに教師、教場後継者育成のための研修会を開催している。そこでは「一連の動作祭典奉仕ができるように指導」しているとされる[3]。
歴代管長
編集管長は任期4年で、選挙制。平成29年5月1日より菊池重敏が第13代管長に就任した。
脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 神道大教 - 公式サイト