王晨星
中国の囲碁棋士
王晨星(おう しんせい、ワン・チェンシン、1991年7月15日 - )は、中国の囲碁棋士。遼寧省出身、中国囲棋協会に所属、五段。穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権優勝、黄龍士双登杯で8連勝など。夫は囲碁棋士の劉星七段。
経歴
編集撫順市生まれ。6歳の時に撫順樹国囲棋学校で任樹国により囲碁を学ぶ。2002年に北京の聶衛平囲棋道場入り。2004年に国家囲棋青少年集訓隊入り。2006年初段、大理旅遊杯世界女子プロ囲碁選手権戦出場。2008年国家囲棋集訓隊入りし小星星と呼ばれた。同年女子新人王戦ベスト4、富士通杯U15少年プロ囲棋戦女子部優勝、全国囲棋個人戦女子部優勝。2009年正官庄杯で3人抜き、全国智力運動会女子個人戦優勝、二段。 2010年アジア競技大会で女子団体戦銀メダル。2012年黄龍士双登杯で中国1番手として登場、8連勝を飾って中国優勝の立役者となり、これにより五段昇段。同年建橋杯女子囲棋公開戦優勝。2013年穹窿山兵聖杯で世界戦初優勝。2015年Mlily夢百合杯世界囲碁オープン戦出場しベスト32。
2016、2017年に穹窿山兵聖杯で連続準優勝。2016年10月、劉星七段と結婚。呉清源杯世界女子囲碁選手権で2019、22年に準優勝。
全国智力運動会、全国囲棋選手権の女子団体戦、女子甲級リーグでは江蘇省チームで出場。2017年は妊娠のため休場。中国棋士ランキングでは2011年139位、2022年78位。2015年韓国女子リーグ戦にポスコケムテクチームで出場。趣味は読書[1]。
タイトル歴
編集- 穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権 2013年
- 全国囲棋個人戦女子部 2008、15年
- 富士通杯U15少年囲棋戦女子部 2008年
- 全国智力運動会女子個人戦 2009、2012年
- 全国体育大会 女子個人戦 2010年
- 建橋杯女子囲棋公開戦 2012、2018年
その他の棋歴
編集国際棋戦
- 穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権 準優勝 2016、2017年
- 呉清源杯世界女子囲碁選手権 準優勝 2019、2022年、ベスト4 2021年
- アジア競技大会 2010年女子団体戦銀メダル
- スポーツアコードワールドマインドゲームズ 2013年女子個人戦準優勝、男女ペア戦優勝(周睿羊とペア)
- IMSA世界マスターズ選手権戦 2019年準優勝(4-1)
- 日中韓ペア碁名人選手権 優勝 2013年(常昊とペア)、2019年(范廷鈺とペア)
- 正官庄杯世界女子囲碁最強戦 2009年 3-1(○金侖映、○吉田美香、○尹智熙、×青木喜久代)
- 黄龍士双登杯世界女子囲棋勝抜戦
- 華頂茶業杯世界女流囲碁団体戦(天台山農商銀行杯)
国内棋戦
- 建橋杯女子新人王戦 準優勝 2010年
- 建橋杯女子囲棋公開戦 準優勝 2013年
- 全国囲棋個人戦女子部 2010年3位、2016年2位、2019年2位
- 全国智力運動会
- 2009年 女子団体戦5位(江蘇省)
- 2011年 女子団体戦4位(江蘇省)、女子快棋戦5位
- 2015年 女子団体戦優勝(江蘇省)、女子個人戦3位
- 2019年 女子団体戦優勝(江蘇省)、女子個人戦2位
- リコー杯囲棋混双戦 2014年優勝(時越とペア)、2015年準優勝(時越とペア)
- 全国運動会 2021年混合ペア碁戦3位(羋昱廷とペア)
- 百霊杯戦
- 全国囲棋選手権戦女子団体戦(2013年から中国女子囲棋甲級リーグ戦)
- 2009年(江蘇、3位)
- 2012年(江蘇)4-3
- 2013年(天域园林江蘇、1位)10-4
- 2014年(天域园林江蘇、1位)11-3(最佳礼儀賞)
- 2015年(天域生態江蘇、1位)15-3(最多勝)
- 2016年(天域生態江蘇、1位)12-6
- 2018年(天域生態江蘇、1位)8-2
- 2019年(江蘇致運、1位)15-3
- 2020年(江蘇致運)11-6
- 2021年(江蘇致運、1位)12-5
その他
- 韓国女子囲碁リーグ
- 2015年(浦項ポスコ・ケムテク)3-1
- 2016年(浦項ポスコ・ケムテク)7-3
- 2018年(浦項ポスコ・ケムテク)5-2
- 2019年(浦項ポスコ・ケムテク)5-5
参考文献
編集『2010囲棋年鑑』中国囲棋協会 2011年