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平岩康佑 - Wikipedia

平岩康佑

日本のアナウンサー

平岩 康佑(ひらいわ こうすけ、1987年9月2日 - )は、日本フリーアナウンサー実業家。株式会社ODYSSEY代表取締役。

ひらいわ こうすけ
平岩 康佑
プロフィール
出身地 日本の旗 東京都品川区
生年月日 (1987-09-02) 1987年9月2日(37歳)
最終学歴 法政大学法学部 卒業
海外大学 在学中
所属事務所 ODYSSEY
ワタナベエンターテインメント
職歴 朝日放送テレビアナウンサー(2011年4月 - 2018年6月)
活動期間 2011年 -
ジャンル eスポーツ
公式サイト 朝日放送テレビアナウンサー時代のプロフィール
出演番組・活動
出演中 ReAL eSports News
eスポーツ中継(主に実況)
出演経歴 スポーツ中継(主にリポーター)
おっちゃんラジオ
これぞ!Bs魂 〜気になるオリックス・バファローズ〜
Monday! SPORTS - JAM
おはよう朝日です土曜日です   

東京都品川区出身。2018年6月15日まで在籍していた朝日放送テレビ(ABCテレビ)のアナウンサー時代から、「eスポーツキャスター」(eスポーツイベントの実況アナウンサー)として活動している。また、ワタナベエンターテインメントにも籍を置いている[1]

来歴・人物

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法政大学第二高等学校から法政大学法学部へ進学。大学時代には、アナウンサーを多数輩出している同大学の自主マスコミ講座に参加していた[2]。 その一方で、在学中にアメリカ合衆国ワシントン州の大学へ編入。経営学を専攻し1年間学んだ後に、バックパッカーとして世界一周を経験した[3]。現在は日本に在住しているが編入した海外大学に学籍があり在学中。

法政大学卒業後の2011年に、古川昌希とともに、朝日放送(当時)へアナウンサーとして入社。同年7月5日放送の『おはよう朝日です』(朝日放送テレビ)と『おはようパーソナリティ道上洋三です』(朝日放送ラジオ、以下『おはパソ』と略記)[4] で、古川とともに番組デビューを果たした。

2011年10月からは、『おはよう朝日です土曜日です』(前述『おはよう朝日です』の土曜版)で、古川などとともにリポーターを務めた。また、同年度のナイターオフ期間(同年11月 - 2012年3月)には、ラジオで期間限定放送の生ワイド番組『おっちゃんラジオ 小縣裕介のガッチ・ザ・グレイト』にも古川と交互にコーナー出演。「今週のヒライワン!」というコーナーで、自ら取材したトレンド情報を紹介したり、就職活動での経験談を語ったりしていた。

2012年からはスポーツアナウンサーとしての修業を開始。プロ野球中継や、朝日放送テレビが関連会社のスカイ・エースカチャンJ SPORTS向けに放送するJリーグ中継でリポーターを務めていた。同年の全国高校野球選手権大会中継では、「燃えろ!ねったまアルプス」(テレビ中継に挿入される阪神甲子園球場アルプススタンドからの応援リポート)のリポーターと、試合終了後の選手インタビュアーを兼務した。朝日放送の関連会社・スカイ・エーでは、同年11月に第43回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会・関東地区決勝の中継、同年12月に第43回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会決勝戦「クリスマスボウル」の中継で実況デビュー。2013年1月1日テレビ朝日系列で放送された『志村&所の戦うお正月』(朝日放送・テレビ朝日共同制作の新春特別番組)では、名物コーナー「豪邸お宝目利き対決」のロケ進行MCとして、地上波での全国放送に初めて登場した。

朝日放送ラジオでは2012年から、『F.C.オフサイドトーク』(サッカー情報番組)や『スポーツにぴたっと。』(ナイターオフ期間限定のスポーツ情報番組)にも、不定期でリポーターとして出演。同年11月5日から2013年3月25日までは、『これぞ!Bs魂 〜気になるオリックス・バファローズ〜』で、朝日放送への入社後初めてのレギュラーパーソナリティを務めた。その一方で、同局の主催によるザ・シンフォニーホールでのクラシックコンサートでは、入社1年目から年に数回司会を担当していた。

特技は、英会話・バック宙・ヒップホップ系の洋楽鑑賞など。陸上競技部に所属していた中学・高校時代には、走り幅跳びの選手として、50m走で5秒89を記録したこともあるという[5]。『おはパソ』でラジオ番組へのデビューを果たした際には、TOEICで900点を記録したことや、スーツを着たままのバック宙もこなせることを語っていた[6]。スポーツアナウンサーとしての活動を始めてからは、英語を話せる阪神やオリックスの外国人選手に英語で直々に取材したうえで、その内容をプロ野球中継や関連番組で披露することが多い。また、2015年の時点でスノーボードを17年間経験しているほか、2014年秋からはスキューバダイビングに取り組んでいる。

パソコンを自分で組み立てたり、プロ野球の中継に必要なデータをクラウドコンピューティングで管理したりするなど、公私にわたってITを積極的に活用。「将来は人工知能に実況資料を作成させたい」と話していた。その一方で、ジョージ・ルーカスへの憧れから映画監督を志したり、学生時代に1年間で300本以上の作品を鑑賞したりしたほどの映画好き。eスポーツオンラインゲームカードゲームなど、大のゲーム好きになったことも公言している。テレビゲームについては、中学生時代から海外のテレビゲーム(ファーストパーソン・シューティングゲームなど)にのめりこんでいるという[3]。ちなみに、大学卒業後の就職活動では、朝日放送に加えて任天堂からも採用の内々定を得ていた[7]

2017年からは、朝日放送アナウンサーとして活動するかたわら、サイバーエージェントが運営するOpenRec.TVやAbemaTVなどでゲームの実況を担当。「ゲームの実況に携われることはとても幸せ」と語っていた。その一方で、8月の第99回全国高等学校野球選手権本大会では、ラジオ中継で開会式を初めて実況。テレビ中継では、8月9日の1回戦(作新学院盛岡大学附属高校)で実況を担当したところ、この年のANNアナウンサー賞スポーツ実況部門で優秀賞を受賞した[8]

2018年には、「パワプロチャンピオンシップ2017」(幕張メッセ)で実況を担当すると、3月から「eスポーツキャスター」という名義でTwitter上に個人アカウントを開設した。4月までは、朝日放送グループ(朝日放送テレビ朝日放送ラジオ)制作のスポーツ中継や『おはようコールABC』(朝日放送テレビ平日早朝の生放送番組)の月曜日に出演していた。スポーツアナウンサーとしては、同月までのテレビ・ラジオ中継で実況を担当したNPB一軍公式戦84試合のうち、43試合が阪神タイガース戦であった[9]。しかし、同月25日に『ABCフレッシュアップベースボール』(朝日放送ラジオ)で放送された東京ヤクルトスワローズ対阪神戦(松山坊っちゃんスタジアム)中継での実況を最後にスポーツ中継への出演を終了。『おはようコールABC』を4月30日放送分で降板すると、翌5月1日付で、朝日放送グループが運営する公式サイトのアナウンサー関連ページからプロフィールが削除された。その後は、活動の軸足を、スポーツ中継からeスポーツ関連のイベントに移行[10]。また、自身のマネジメント、「eスポーツキャスター」の育成、eスポーツイベントの制作・興行・コンサルティング、イベント関連番組の配信・制作を目的に、株式会社ODYSSEYを設立[9]

2018年6月15日付で、朝日放送テレビを退社。これを機に、eスポーツキャスターへ本格的に転身した。朝日放送テレビの発足時点(同年4月1日付)で同社に在籍していたアナウンサーの退社や、日本の放送局に勤務していたアナウンサーによる「eスポーツキャスター」への転身は、いずれも初めて。自身は転身に際して、「小学生時代からテレビゲームで遊ぶのが大好きだったので、『eスポーツが(日本以外の国での競技人口が1億人を超えたり、国際オリンピック委員会2024年パリオリンピックから正式競技へ採用することを検討したりするなど)盛り上がっているのに、関わることができなければ後悔する』と思った。今後は、スポーツ中継で培った実況の技術を生かしながら、(eスポーツ専門の実況アナウンサーとしてeスポーツの)大会を盛り上げたい」と述べている[9]。以上の経歴と活動は、2019年1月12日に、『朝日新聞』朝刊2面の「ひと」欄でも取り上げられた[11]

2019年11月からは、Yahoo!ニュースの公式オーサーとして、eスポーツやゲームに関する記事を執筆。2020年10月からは、テレビ朝日のeスポーツ情報番組『ReAL eSports News』にレギュラー出演が決まった[12]。また『いわかける! - Sport Climbing Girls -』(古巣の朝日放送テレビで放送されるアニメ版)にMC役で出演していた。

現在(フリーアナウンサー転向後)の出演作品

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テレビCM

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朝日放送テレビアナウンサー時代の出演番組

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朝日放送テレビへの配属後に出演した番組を含む。

  • 全国高校野球選手権大会中継(テレビ・ラジオ)
    • 入社1年目の2011年はテレビ中継の「燃えろ!ねったまアルプス」のリポーターのみ担当。2012年には、スポーツアナウンサーの一員として、ラジオ中継を中心に試合終了後の選手インタビュアーも兼務した。2013年からは選手インタビュアーとラジオ中継の実況、2014年からはテレビ中継の実況も務めた。2017年には、ラジオ中継で開会式の実況を担当。

テレビ

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ラジオ

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  • ABCニュース(不定期、プロ野球シーズン中でも担当)
  • おっちゃんラジオ 小縣裕介のガッチ・ザ・グレイト(2012年度のナイターオフ番組、20時台の前半に「今週のヒライワン!」を放送する週に同コーナー限定で出演)
  • 平岩康佑のクリスマス直前!アイドルまつり2012(2012年12月23日に「日曜スペシャル」枠で放送、自身初の冠番組)
  • これぞ!Bs魂 〜気になるオリックス・バファローズ〜前川美奈とともにパーソナリティを担当、2012年11月5日 - 2013年3月25日[13]
  • F.C.オフサイドトーク(独立番組時代最後期の2012年に不定期で出演)
  • ABCフレッシュアップベースボール
    • 出演初年度の2012年は、系列局への裏送り中継でベンチリポートを担当[14]。2013年からは、自社でオリックス戦を中継する場合(阪神とオリックスが直接対戦する場合など)にも、リポーターとして出演。
    • 2014年からは、朝日放送制作の阪神戦中継でも、阪神側のリポーターとして出演。7月1日放送の対東京ヤクルト戦(倉敷マスカットスタジアム)関西ローカル中継で阪神戦の実況デビュー、8月21日放送の阪神対中日戦(京セラドーム大阪)で全国中継(JRN系列)の実況デビューを果たした。なお、前述の関西ダービーを中継する場合には、従来どおりオリックス側のリポーターを担当。
    • 公式サイトの「実況アナウンサー」欄には、担当3年目の2014年から、番組出演を休止する2018年4月30日までプロフィールを掲載していた。
  • 東京箱根間往復大学駅伝競走実況中継(文化放送制作:NRN全国ネット、朝日放送ラジオでも放送)
    • 前任の先輩アナウンサー(清水次郎 → 山下 → 高野)に続いて、2016年から2018年まで派遣。往路・復路とも、戸塚中継所のリポートを担当した。ちなみに、朝日放送テレビでは、平岩退社後の2019年の中継から実況要員のアナウンサーを派遣していない。
  • 平岩康佑のちょびっと(2015年12月28日 - 31日、通常は3日間放送だが番組編成の都合により平岩の回は4日間放送された)
  • Monday! SPORTS - JAM(2014年10月 - 2017年9月25日
    • スポーツアナウンサーの先輩に当たる山下剛、後輩の北條瑛祐(2015年3月までは高野)と交互に、ナビゲーターとして出演していた。
  • 武田和歌子のぴたっと。シリーズ
    • 2015年度までナイターオフ限定で放送していた第2部(平日17:25 → 17:15 - 19:00)では、『スポーツにぴたっと。』として放送していた2012年度から、リポーターや「ムキムキ!!ノーサイド劇場」の進行役として不定期で出演。通年放送版(平日15:00 - 17:00)では、アシスタント・井之上チャルの休演期間中(2013年2月25日・27日放送分)にアシスタント代理を務めた。
  • 堀江政生のほり×ナビ(2016年度のナイターオフ番組)
    • 『武田和歌子のぴたっと。』第2部時代の企画を引き継いだ第1部(18時台)に不定期で出演。ただし、前述した「ムキムキ!!ノーサイド劇場」の進行役を外れている。
  • 伊藤史隆のラジオノオト(2017年度のナイターオフ番組)
    • 「虎バンアナウンサー」として、他のスポーツアナウンサーと交互に、18時台の「スポーツヘッドライン」へ出演。

eスポーツキャスター転向後の主な出演番組

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テレビ

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以下はいずれも、MBSテレビ制作の番組。

ラジオ

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  • よなよな… 水曜日(2019年8月14日、朝日放送ラジオ)
    • 本来のパーソナリティの1人である近藤夏子に代わって出演。朝日放送アナウンサー時代の先輩で、本来は近藤のパートナーでもある北村真平との共演も実現した。
  • 平岩康佑eスタジオ(2020年9月20日TBSラジオ

テレビドラマ

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テレビアニメ

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ゲーム

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イベント

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著書

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  • 人生の公式ルートにとらわれない生き方 ゲームが好きすぎて局アナを辞めた僕の裏技(2020年12月25日、KADOKAWAISBN 978-4046050786

脚注

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  1. ^ 平岩康佑/ワタナベエンターテインメント”. ワタナベエンターテインメント. 2021年1月11日閲覧。
  2. ^ 法政大学自主マスコミ講座オフィシャルブログ 自主マス出身アナウンサー(近畿編) を参照
  3. ^ a b 株式会社ODDESEY公式サイト内「タレント」ページで公表中のプロフィールを参照。
  4. ^ 『おはようパーソナリティ道上洋三です』アシスタント・久野愛の「愛日記」2011年7月5日付記事「デビュー☆」 を参照。
  5. ^ 2011年以降の『TVスター名鑑』(東京ニュース通信社)に掲載のプロフィールより
  6. ^ 前述の「愛日記」を参照
  7. ^ eスポーツ転身アナが熱く語る「実況」と「解説」の違い
  8. ^ テレビ朝日アナウンサーズ公式サイト『アナウンス部ch.』2017年11月29日付記事「アナウンサー賞、今年の受賞者が決定!」
  9. ^ a b c ABC平岩アナが退社 今後はeスポーツ実況に転身”. 朝日新聞デジタル & M (2018年6月16日). 2018年6月16日閲覧。
  10. ^ RAGE2018 Summer西日本予選 実況担当:平岩康佑
  11. ^ 朝日放送時代の先輩アナウンサーで、2018・2019年度に報道記者として朝日新聞大阪本社に出向していた高橋大作が、平岩へのインタビューと記事の執筆を担当。
  12. ^ 地上波初のeスポーツ情報番組『ReAL e』が大幅リニューアル!放送枠も倍に拡大”. テレ朝POST (2020年10月4日). 2020年10月8日閲覧。
  13. ^ スポーツアナウンサーの先輩でもあった初代の男性パーソナリティ・田野和彦が人事異動でアナウンス職を離れたことを機に、2代目の男性パーソナリティに抜擢された。
  14. ^ 2012年のプロ野球シーズンには、NRN公式サイトの各局中継・リポート担当アナウンサー一覧に平岩の氏名が記載された一方で、『ABCフレッシュアップベースボール』の公式サイトには2013年まで平岩が担当アナウンサーとして紹介されなかった。その裏送り中継についても、2012年度は5月25日の『RCCカープナイター』オリックス対広島戦のみの出演にとどまった。

関連項目

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  • 柴田将平 - ODYSSEY所属のeスポーツキャスターで、平岩に続いて、2018年8月に放送局(静岡第一テレビ)のアナウンサーから転身。
  • 田口尚平 - テレビ東京出身のフリーアナウンサーで、同局への在籍中からeスポーツイベントやオンラインゲームの実況を担当。

外部リンク

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