ルーク・モリス
ルーク・モリス(1988年10月20日 - )とはイギリス出身の騎手である。
ルーク・モリス Luke Morris[1] | |
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ニューマーケット競馬場で騎乗するルーク・モリス(2019年8月) | |
基本情報 | |
国籍 | イギリス[1] |
出身地 | イングランド・オックスフォード |
生年月日 | 1988年10月20日(36歳) |
身長 | 168cm[1] |
体重 | 53kg[1] |
騎手情報 | |
初免許年 | 2005年[1] |
経歴
編集モリスは競馬に関わる家系の出身で、祖父のジョー、叔父のジェイソンと彼の息子であるライアン・テイトは皆騎手だった。オックスフォードで生まれたモリスは幼少期にニューマーケットに引っ越した。学校在学中からマイケル・ベル調教師の下騎乗を始める。その後英国競馬学校を卒業し、正式にベルの弟子となる[2]。
2005年11月にかつ勝利を飾り、2010年6月にGIIIのバリオーガンステークスをギルトエッジガール(Gilt Edge Girl)で制し、重賞初制覇[2]。同馬とのコンビで4ヶ月後の2010年10月にアベイ・ド・ロンシャン賞を勝利し、初のGIタイトルを獲得した[3]。2012年にマーク・プレスコット厩舎所属の騎手となる。
2017年8月にプレスコット厩舎のマーシャ(Marsha)騎乗でナンソープステークスに出走、デットーリ騎乗のレディオーレリアと接戦を繰り広げ、写真判定の末ハナ差1着となり、英国GI初勝利を飾る[4]。
2021年から2022年にかけてプレスコット厩舎のアルピニスタの主戦騎手となり、凱旋門賞を含む8戦連勝(内GI6連勝)した[3][5]。凱旋門賞勝利が認められ、2022年のレスター賞の名誉表彰を受けた[6]。
2023年8月に第7回ワールドオールスタージョッキーズのイギリス代表として招待され、初来日[7][8]。その後12月に短期騎手免許を利用し来日[1]。免許期間は12月9日から31日の間で、この時の身元引受調教師は友道康夫、契約馬主は吉田和美[1]。期間中にはウインマリリンの騎手として第68回有馬記念にも騎乗して7着となる[9][10]。
翌2024年の1月6日から2月25日の間も引き続きJRAの短期騎手免許を取得[11]していたが、1月20日の京都競馬第5競走で斜行により同年2月3・4日の2日間の騎乗停止処分を受けた[12][13]。その後、同年1月24日付で「一身上の都合」の事由により短期騎手免許を取り消した[14][15]。
主な勝鞍
編集アイルランド
編集- バリオーガンステークス - ギルトエッジガール (2010年)
イギリス
編集- ナンソープステークス - マーシャ (2017年)
- パレスハウスステークス - マーシャ (2017年)
- プリンセスエリザベスステークス - クリニカル (2012年)
- ランカシャーオークス - アルピニスタ (2021年)
- ヨークシャーオークス - アルピニスタ (2022年)
ドイツ
編集フランス
編集- アベイ・ド・ロンシャン賞 - ギルトエッジガール (2010年)、マーシャ (2016年)
- 凱旋門賞 - アルピニスタ (2022年)
- サンクルー大賞 - アルピニスタ (2022年)
脚注
編集- ^ a b c d e f g “ルーク・モリス騎手に短期免許交付”. jra.jp. 日本中央競馬会 (2023年12月6日). 2023年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月23日閲覧。
- ^ a b Dietz, Andrew (2020年11月16日). “'I'm as hungry as ever': Luke Morris reaches century for tenth successive year” (英語). レーシングポスト. 2023年12月23日閲覧。
- ^ a b “Luke Morris | Record By Race Type | Racing Post”. www.racingpost.com. 2023年12月23日閲覧。
- ^ Wood, Greg (2017年8月25日). “Frankie Dettori ‘dazed’ after celebrating photo-finish defeat at Ebor meeting” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077 2023年12月23日閲覧。
- ^ “【凱旋門賞】アルピニスタが5歳牝馬として85年ぶり快挙、日本勢はタイトルホルダーの11着が最高”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬 (2022年10月3日). 2023年12月23日閲覧。
- ^ “Congratulations to the Lesters winners 2022” (英語). The PJA. 2023年12月23日閲覧。
- ^ “ワールドオールスタージョッキーズ JRA”. www.jra.go.jp. 日本中央競馬会. 2023年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月23日閲覧。
- ^ 『2023ワールドオールスタージョッキーズ出場外国騎手プロフィール』(プレスリリース)日本中央競馬会 。2023年12月23日閲覧。
- ^ “【注目馬動向】ウインマリリン、現役ラスト有馬記念はモリス騎手とコンビ”. UMATOKU. 報知新聞社 (2023年12月7日). 2023年12月23日閲覧。
- ^ 【有馬記念】引退のウインマリリン7着、モリス騎手「すごく根性あった。引退もったいない」日刊スポーツ、2023年12月14日配信・閲覧
- ^ “外国人騎手への短期免許の交付”. jra.jp. 日本中央競馬会 (2024年1月4日). 2024年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月7日閲覧。
- ^ 開催競馬場・今日の出来事、明日の取消・変更等(1月20日(土曜)) - JRAニュース(日本中央競馬会)2024年1月20日
- ^ 京都5Rの制裁について - 競馬実況web(ラジオNIKKEI)2024年1月20日
- ^ 騎手免許取消し(ルーク・モリス騎手) - JRAニュース(日本中央競馬会)2024年1月24日
- ^ ルーク・モリスのJRA短期騎手免許取り消し 一身上の都合で1カ月残して - Sponichi Annex 2024年1月24日