グレン・ダンジグ
グレン・ダンジグ(Glenn Danzig、1955年6月23日 - )は、アメリカ合衆国出身のロックミュージシャン、ボーカリスト、マルチプレイヤー。
グレン・ダンジグ Glenn Danzig | |
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ダンジグ - ドイツ・ヴァッケン公演(2018年8月) | |
基本情報 | |
出生名 | Glenn Allen Anzalone |
生誕 | 1955年6月23日(69歳) |
出身地 |
アメリカ合衆国 ニュージャージー州ローディ |
ジャンル |
ヘヴィメタル ハードコアパンク ハードロック ブルースロック ほか多数 |
職業 | ミュージシャン、ボーカリスト |
担当楽器 | ボーカル、ギター、ベース、キーボード、ドラムス |
活動期間 | 1977年 - 現在 |
レーベル |
Plan 9 Records Evilive Records キャロライン・レコード |
共同作業者 |
ダンジグ ミスフィッツ サムヘイン |
公式サイト | danzig-verotik.com |
ヘヴィメタル・バンド「ダンジグ」の主宰として知られる。ほか、ハードコア・バンド「ミスフィッツ」や「サムヘイン」のフロントマンも務めた。
(※この項目では、ヘヴィメタル・バンド「ダンジグ」も後述する)
概要・略歴
編集1977年、ハードコアパンク・バンド「ミスフィッツ」(Misfits)を結成し音楽活動を開始[1]。
1983年、バンド内の不協和音によりミスフィッツは解散。直後から、デスロック要素の強いハードコア・バンド「サムヘイン」(Samhain)を結成し、1987年まで活動。
その後は、自らを冠したソロプロジェクト「ダンジグ」(Danzig)を始動する。初期の作品は大手レーベル「American Recordings(Def American)」を主宰するリック・ルービンがプロデュースを務め、高いセールスを記録した。個人では、自主レーベル「Plan 9 Records」や「Evilive Records」を設立。1992年に初のソロ作品をリリースしている。
しかしこれまでの間、自身と旧ミスフィッツメンバー達の間で、バンドの権利を巡り長期間の法廷闘争が勃発している。最終的に旧メンバー側が勝訴し、1995年から旧メンバー主導のミスフィッツが再始動。当然の如く自身とは絶縁状態となる。それから約20年後、旧メンバーと和解し2016年から古巣ミスフィッツへ33年ぶりに復帰した[2]。
ダンジグ・バンド
編集ダンジグ Danzig | |
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ドイツ・ヴァッケン公演(2018年8月) | |
基本情報 | |
出身地 |
アメリカ合衆国 ニュージャージー州 |
ジャンル |
ヘヴィメタル ブルースロック ハードロック オルタナティヴメタル ドゥームメタル インダストリアルメタル ほか |
活動期間 | 1987年 - 現在 |
レーベル |
Evilive Records Def American/American Recordings ハリウッド・レコード E-Magine Records Spitfire Records ジ・エンド・レコード ニュークリア・ブラスト Cleopatra Records |
公式サイト | danzig-verotik.com |
メンバー |
グレン・ダンジグ トミー・ビクター スティーヴ・ズィング ジョニー・ケリー |
ダンジグ(Danzig)は、グレン・ダンジグが主宰するソロプロジェクト、およびヘヴィメタル・バンド。ダークネスなスタイルを展開し、デビューアルバムは全米だけで50万枚以上のセールスを記録した。時代の変遷によって、グレン本人がその都度やりたい音楽を実践している。
メンバー
編集※2020年6月時点
現ラインナップ
編集- グレン・ダンジグ (Glenn Danzig) - ボーカル/マルチプレイ (1987– )
- トミー・ビクター (Tommy Victor) - ギター (1996–1997, 2002–2005, 2008– )
- スティーヴ・ズィング (Steve Zing) - ベース (2006– )
- ジョニー・ケリー (Johnny Kelly) - ドラムス (2002–2003, 2005– )
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グレン・ダンジグ(Vo) 2018年
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トミー・ビクター(G) 2018年
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スティーヴ・ズィング(B) 2018年
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ジョニー・ケリー(Ds) 2018年
旧メンバー
編集- ジョン・クライスト (John Christ) - ギター (1987–1995)
- イエリー・フォン (Eerie Von) - ベース (1987–1995)
- チャック・ビスキッツ (Chuck Biscuits) - ドラムス (1987–1994)
- ジョーイ・カスティロ (Joey Castillo) - ドラムス (1994–2002)
- マーク・シャッシー (Mark Chaussee) - ギター (1996)
- ジョシュ・レズニック (Josh "Lazie" Resnik) - ベース (1996–1997, 1998–2000)
- デイヴ・クシュナー (Dave Kushner) - ギター (1997)
- ロブ・ニコルソン (Rob "Blasko" Nicholson) - ベース (1997–1998)
- ジェフ・チェンバーズ (Jeff Chambers ) - ギター (1998–1999)
- トッド・ユース (Todd Youth) - ギター (1999–2003, 2007–2008)
- ハウイー・パイロ (Howie Pyro) - ベース (2000–2003)
- チャーリー・ジョンソン (Charlee "X" Johnson) - ドラムス (2002)
- ビーヴァン・デイヴィス (Bevan Davies) - ドラムス (2003–2005)
- ジェリー・モンターノ (Jerry Montano) - ベース (2003–2006)
- ジョー・フラウロブ (Joe Fraulob) - ギター (2005–2006)
- ケニー・ヒッキー (Kenny Hickey) - ギター (2006–2007)
ディスコグラフィ
編集ソロ
編集スタジオアルバム
ダンジグ
編集スタジオアルバム
- Danzig(1988年)
- Danzig II: Lucifuge(1990年)
- Danzig III: How The Gods Kill(1992年)
- Danzig 4(1994年)
- Danzig 5: Blackacidevil(1996年)
- Danzig 6:66: Satan's Child(1999年)
- Danzig 777: I Luciferi(2002年)
- Circle of Snakes(2004年)
- Death Red Sabaoth(2010年)
- Skeletons (2015年)
- Black Laden Crown (2017年)
- Danzig Sings Elvis (2020年)
ライブアルバム
- Live on the Black Hand Side(2001年)
ミスフィッツ
編集スタジオアルバム
- Walk Among Us(1982年)
- Earth A.D.(1983年)
- Static Age(1996年)- お蔵入りしていた1978年の未発表作品。完全版としてボックスセット『The Misfits』(1996年)に収録
サムヘイン
編集スタジオアルバム
脚注
編集- ^ “ミスフィッツのグレン・ダンジグはいかにしてハードコア・パンクからメタル界のアイコンになったか”. U discovermusic.jp (2018年3月20日). 2020年6月4日閲覧。
- ^ ミスフィッツ、グレン・ダンジグ参加の再結成実現の経緯を語る | NME Japan