あすなろ三三七拍子
『あすなろ三三七拍子』(あすなろさんさんななびょうし)は、重松清による日本の小説。2005年2月から2006年4月まで『サンデー毎日』(毎日新聞社)に連載された。テレビドラマ化され、2014年7月期に放送された。
あすなろ三三七拍子 | ||
---|---|---|
著者 | 重松清 | |
発行日 | 2010年3月13日 | |
発行元 | 毎日新聞社 | |
ジャンル | 小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 四六判 | |
ページ数 | 424 | |
公式サイト | あすなろ三三七拍子 毎日新聞社 | |
コード |
ISBN 978-4620107547 ISBN 978-4062777377(上、A6判) ISBN 978-4062777384(下、A6判) | |
ウィキポータル 文学 | ||
|
あらすじ
編集この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
45歳の中年サラリーマン・藤巻大介が、廃部の危機に陥った翌檜(あすなろ)大学の応援団団長に同大学OBの社長からの命令で就任、応援団の再建に賭けた悪戦苦闘を描く青春群像劇。
書籍情報
編集- 単行本:毎日新聞社刊 2010年3月15日発行 ISBN 978-4620107547
- 文庫本:講談社文庫 いずれも2014年1月15日発行。
テレビドラマ
編集あすなろ三三七拍子 | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 重松清 |
企画 | 水野綾子 |
脚本 |
吉田紀子 ふじきみつ彦 |
演出 |
土方政人 植田泰史 山内大典 |
出演者 |
柳葉敏郎 剛力彩芽 風間俊介 反町隆史 |
エンディング | スピッツ「愛のことば-2014mix-」 |
製作 | |
プロデューサー | 小林宙 |
制作 | フジテレビ |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2014年7月15日 - 9月9日 |
放送時間 | 火曜21:00 - 21:54 |
放送枠 | フジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 9 |
公式サイト | |
特記事項: 初回は15分拡大。 |
2014年7月15日から9月9日まで毎週火曜日21:00 - 21:54に、フジテレビ系の「火曜21時」枠で放送された。主演は柳葉敏郎[1]。柳葉は『リング〜最終章〜』(1999年、フジテレビ)以来15年ぶりの地上波連続ドラマ単独主演作である[2]。
キャスト
編集詳細な人物説明は原作項目を参照。本項では簡単な続柄を記載。
翌檜大学応援団
編集世田谷商科大学応援団 → 翌檜大学応援団
- 藤巻 大介
- 演 - 柳葉敏郎
- エール物産出向第58代団長。元エール物産総務部課長。学生時代は松山千春研究会に所属していた。
- 松下 沙耶
- 演 - 剛力彩芽
- 団員。フェミニズム論研究室のゼミ生でフィールドワークの一環として団に入部する。
- 保阪 翔
- 演 - 風間俊介[3]
- 団員。美紀の彼氏。家庭の事情で学費や生活費を捻出するため、工事現場と新聞配達のアルバイトを掛け持ちでしている。
- 野口 健太
- 演 - 大内田悠平
- 団員。文理学部1年生。
- 葉月 玲奈
- 演 - 高畑充希
- 第58代副団長。チアリーダー部部長。
- 小泉 紫乃
- 演 - 長谷川ニイナ
- チアリーダー部サブリーダー。
- 園田 善彦
- 演 - 山本涼介
- 第58代副団長。吹奏楽部部長。
- 原 智子
- 演 - 森口瑤子
- 顧問。フェミニズム論研究室准教授。
- 齊藤 裕一
- 演 - 反町隆史
- 応援団OBで大介の指導係。第38代団長。三つ葉社営業部社員。
- 山下 正人
- 演 - ほんこん[4]
- 応援団OBで大介の指導係。第38代副団長。サニー損保営業所所長。
- 荒川 剛
- 演 - 西田敏行(特別出演)
- OB会幹事長で第15代団長。エール物産社長。
- 株式会社モノリス代表取締役会長並び、株式会社MONOLITH Japan代表取締役社長の岩井良明がモデル。
その他
編集- 藤巻 美紀
- 演 - 飯豊まりえ[5]
- 大介の娘。翌檜大学の付属高校の生徒。
- 藤巻 広子
- 演 - 菊池桃子
- 大介の妻。
- 真由美
- 演 - 内藤理沙
- 広子のパート仲間。
- パン屋主人
- 演 - 藏内秀樹
- 江本 慎也
- 演 - 塩野瑛久
- 京浜学院大学応援団副団長。
- 渡辺 啓治
- 演 - 一ノ瀬ワタル
- 京浜学院大学応援団団長。
ゲスト
編集キャスト名横の表記は出演回。
- 権田 勝利
- 演 - ミッキー・カーチス(第1・6話)
- 世田谷商科大学応援団OBをまとめる重鎮。
- 中村
- 演 - 掛田誠(第3話 - 第4話)
- 世田谷商科大学応援団OB。
- 野口 景子
- 演 - 高橋かおり(第4話 - 第6話)
- 健太の母。
- 野口 康夫
- 演 - 三浦誠己(第4話 - 第5話)
- 健太の父。世田谷商科大学野球部OBで元エース投手。
- 村田 守
- 演 - 布施紀行(第4・6・最終話)
- 翌檜大学野球部主将。
- 星川
- 演 - 渡辺道子(第5話)
- 原と同じ考えを持つ大学教授。
- 森田 幸作
- 演 - 長谷川初範(第7話 - 第8話)
- 京浜学院大学応援団名誉顧問。原のライバル教授。
- 若者
- 演 - 白洲迅(第8話)
- ちなつ
- 演 - 吉田怜菜(第8話)
- 翌檜大学ラクロス部部員。
スタッフ
編集- 原作 - 重松清『あすなろ三三七拍子』(講談社文庫刊)
- 脚本 - 吉田紀子、ふじきみつ彦
- 音楽 - 大友良英[6]
- 演出 - 土方政人、植田泰史、山内大典
- 主題歌 - スピッツ「愛のことば-2014mix-」(UNIVERSAL J)[6]
- 演出補 - 山内大典、倉木義典
- 劇中歌 - Sachiko M
- 編曲 - 江藤直子
- CG・タイトルバック - 鈴木鉄平
- 方言指導 - いわいのふ健
- ドックトレーナー - 横浜山口ドッグスクール
- フードコーディネート - 住川啓子
- スタントコーディネート - 釼持誠
- 応援団指導 - 岡崎幸治、小山太輝、足立貴之、車田優太
- チア監修 - チアクリエーション
- チア協力 - スターチアーズ
- チア指導 - ちこ
- チア振付 - 本多桜子、宍戸梨乃
- 指揮指導 - 渡辺大地
- 吹奏楽協力 - 東京工科大学吹奏楽団
- スケジュール - 徳市敏之
- 編成企画 - 水野綾子
- プロデュース - 小林宙
- プロデュース補 - 関本純一
- 制作 - フジテレビ
- 制作著作 - 共同テレビ
放送日程
編集各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率[7] |
---|---|---|---|---|---|
第一話 | 7月15日 | 重松清の名作ついにドラマ化! 中年会社員応援団に出向の悲劇 |
吉田紀子 | 土方政人 | 7.7% |
第二話 | 7月22日 | 娘の彼氏を応援団の道連れにしてやる! | 5.1% | ||
第三話 | 7月29日 | 理不尽で厳しすぎる合宿…その意味を教えてくれ | ふじきみつ彦 | 植田泰史 | 5.3% |
第四話 | 8月 | 5日娘の前で怒鳴られた情けない団長の自分 | 4.1% | ||
第五話 | 8月12日 | 死にゆく仲間へ最期のエール | 土方政人 | 5.0% | |
第六話 | 8月19日 | 情けなさすぎる初陣 情けなさすぎる団長 | 吉田紀子 | 山内大典 | 5.0% |
第七話 | 8月26日 | 応援団は家族を不幸にします!…なぜ? | ふじきみつ彦 | 土方政人 | 3.6% |
第八話 | 9月 | 2日さよなら山下先輩…"連れ"とは何か? | ふじきみつ彦 吉田紀子 |
植田泰史 | 5.5% |
最終話 | 9月 | 9日人を応援できる人は人からも応援される | 吉田紀子 | 土方政人 | 4.6%[8] |
平均視聴率 5.2%[9](視聴率は関東地区、ビデオリサーチ社調べ) |
脚注
編集- ^ “柳葉「あすなろ三三七拍子」風間俊介、反町隆史ら共演陣も豪華”. SANSPO.COM. (2014年6月13日) 2014年6月15日閲覧。
- ^ “柳葉敏郎 : 15年ぶり地上波連ドラ主演 剛力、風間と学ラン姿で応援団に”. MANTANWEB. (2014年6月13日) 2014年6月17日閲覧。
- ^ 中村好伸 (2014年7月9日). “風間俊介、金髪・ピアスのチャラ男に!”. シネマトゥデイ. 2014年7月10日閲覧。
- ^ “ほんこん、フジ火9ドラマで応援団OB役”. お笑いナタリー (2014年7月9日). 2014年7月10日閲覧。
- ^ “飯豊まりえ : 連ドラレギュラーに抜てき “ガッキー似”で話題に”. MANTANWEB. (2014年6月17日) 2014年6月17日閲覧。
- ^ a b “スピッツ、ドラマ主題歌で“応援団長”柳葉敏郎を応援!”. サンケイスポーツ. (2014年6月24日) 2014年6月23日閲覧。
- ^ “あすなろ三三七拍子”. Sponichi Annex. (2014年9月10日). オリジナルの2016年4月1日時点におけるアーカイブ。 2014年9月15日閲覧。
- ^ ドラマ『あすなろ三三七拍子』がついに最終回:視聴率と視聴者満足度は反比例の結果に、THE NEW CLASSIC、2014年9月10日閲覧。
- ^ 「発表! 第82回ドラマアカデミー賞」『ザテレビジョン関西版』第20巻46号(2014年11月21日号)、KADOKAWA、10頁。
外部リンク
編集- あすなろ三三七拍子 - フジテレビ - ウェイバックマシン(2014年12月20日アーカイブ分)
- あすなろ三三七拍子 - フジテレビオンデマンド
フジテレビ系 火曜21時枠ドラマ | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
ビター・ブラッド
〜最悪で最強の親子刑事〜 (2014.4.15 - 2014.6.24) |
あすなろ三三七拍子
(2014.7.15 - 2014.9.9) |
すべてがFになる
(2014.10.21 - 2014.12.23) |