リリー・フランキー
武蔵野美術大学を卒業後、イラストレーターやデザイナーとして活動。文筆、音楽、写真などジャンルの枠を越えた活動を展開する。自身の半生をつづった初の長編小説「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(06)はベストセラーになり、TVドラマや映画にもなって大きな話題を呼んだ。08年の「ぐるりのこと。」で木村多江とともに映画初主演を務め、ブルーリボン賞新人賞を受賞。以降、俳優として映画にTVドラマに引っ張りだこの存在となり、カンヌ国際映画祭審査員賞に輝いた是枝裕和監督の「そして父になる」(13)や、白石和彌監督作で初の悪役に挑んだ「凶悪」(13)で演技の幅をみせ、数々の映画賞を受賞。その後は、「シェル・コレクター」(16)や、「美しい星」「一茶」(ともに17)など主演が相次ぐ。絵本「おでんくん」はアニメ化され人気を博す。