2023年体験会レポート(1日目)
2023年体験会レポート(1日目)
レポート(1日目)
2011年から始まった「牧場で働こう体験会」は、2020年に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け中止となりましたが、翌年の2021年には再開し、本年も新型コロナウイルス感染防止対策を講じて実施することができました。新型コロナウイルスは感染症法上の位置付けが変更となりましたが、過去2年と同様に感染拡大防止の観点から牧場への宿泊を行わず、最寄りのホテルから事務局が毎日車で送迎し通う形での実施となりました。
このような状況下でご協力いただきました牧場の皆様には、この場をお借りして感謝申し上げます。
集合 ~夢に向かっての第一歩~
今回の体験会には、北は北海道から南は佐賀県まで100名の申し込みがありました。そのなかから抽選により男性9名、女性6名の計15名が参加しましたが、参加者の年齢は16歳から21歳でした。参加者の参加動機は「競走馬の牧場で働くことに興味があり、実際に就業体験してみたい」「将来牧場で競走馬の生産、育成に関わる仕事に就きたい」と様々でした。
参加者は、7月30日(日)午後2時に新千歳空港に集合しましたが、事務局を含めお互いに誰一人とも面識がありませんし、親元を離れ初めて一人旅をする者もおり、不安な方もいたかと思いますが、初めての牧場での就業体験への期待で、目を輝かせていました。
集合場所で最初に行ったのは検温と抗原検査です。新型コロナウイルスは感染症法上で5類相当となりましたが、就業体験先の牧場で発症し、感染が拡がった場合、受入先の牧場の業務に支障を来たす懸念もあったことから、万全な対策として自主的に実施しました。
参加者は緊張した面持ちで検温と抗原検査に臨みましたが、全員が平熱であり、陰性であることが確認でき、無事に受付終了です。受付を終了した後は、体験会参加の証として、参加者全員にBOKUJOBオリジナルキャップを配付し、被ってもらいましたが、一体感のような雰囲気が芽生えました。
参加者全員の準備が整ったところで、いよいよ牧場に向けての出発です。
今回の体験会では、静内組が岡田牧場(女性3名)、グランド牧場(男性3名)に、浦河組が杵臼牧場(女性3名)、谷口牧場(男性3名)、笹島智則牧場(男性3名)に分かれて、牧場での就業体験を行います。
バスの中では、事務局から今回の体験会における注意事項などを案内した後、参加者各々が簡単な自己紹介を行いました。出発から1時間15分ほど経過し、空港から約80km走ったところで、新冠の道の駅で15分ほど休憩しました。
休憩後、10分ほど走り、新ひだか町静内の静内エクリプスホテルに到着です。静内組はここで下車し、この後、浦河組も静内を出発し約1時間、50kmほど走り浦河町の浦河インに到着しました。
ホテル到着後、事務局から参加者に対して、改めてこれからの体験会に関するスケジュールや注意事項の確認が行われ、その後、今回の参加者を受け入れていただく牧場の方々を交えた顔合わせ会を実施しました。
コロナ前は、参加者全員が浦河のホテルに集まり、翌日からお世話になる牧場の方との顔合わせ会を行っていたようですが、感染対策の一環として可能な限り出席人数を少なくするという観点から、今年も静内組と浦河組に分かれて顔合わせ会となりました。