久喜市長　田中　暄二（たなか　けんじ）　～久喜市の発展のために～

　平成２９年久喜市成人式が、例年通り、今年も４会場で開催されました。

　出席者は、合計で１，１３５人、出席率は７３．３％でした。

　最近の傾向としては、成人式を迎える本人の他、保護者の方々の出席が多くあるようになりました。

　従って、対象の方々がすべて出席されますと、市内の一番大きい久喜総合文化会館大ホールでも、立ち見の方が出てしまう心配があることと、また、馴染み、身近な公共施設ということで、４地区で次の通り開催いたしました。





　私は、次のような式辞を申し上げました。


　人生の輝かしい門出を迎えられました久喜市の新成人１，５４９名の皆さん、誠におめでとうございます。心からお慶びを申し上げます。
　本日は、柿沼久喜市議会議長をはじめ、多数の御来賓の皆様にご臨席を賜り、平成２９年久喜市成人式を盛大に挙行できますことを、厚く御礼申し上げます。
　皆さんは、ご家族や友人、地域の方々に支えられ、自らも学校や社会において努力を重ねて成長し、本日、めでたく成人式を迎えられました。また、今日まで深い愛情をもって健やかに育まれてこられた御家族の皆様に心から敬意とお慶びを申し上げます。
　本日、晴れて大人の仲間入りをし、社会的にも、様々な権利を持つと同時に、義務を果たしていくことが期待されています。
　その大きな節目を迎えられた皆さんに、私から、三つのお願いをしたいと思います。
　一つ目は、常日頃、社会の中で何か自分が役に立つことはないかと考えられる、社会的自覚を持った人間になって欲しいということです。　私たちは社会や地域の中で、支え合いながら生きております。社会において絆や人の和を大切にする「心の豊かさ」を持って、御活躍いただきたいと思います。
　二つ目は、国内外で起きている出来事に関心を持っていただきたいということです。情報化社会の中、テレビやインターネット等を通じて、国内外のニュースや様々な情報が容易に入手できる時代であります。皆さんには、広い視野に立ってたくさんの知識を身につけていただき、自らの意見を持って、責任ある行動をとっていただきたいと思います。
　そして、三つ目は、何事にもチャレンジしていただきたいということです。これからの人生に色々な困難や失敗があろうかと思いますが、それらを恐れず、何度でも挑戦し続けていただきたいと思います。皆さんには、無限の可能性があります。どうか志を高く持ち、伸び伸びと、元気よく胸を張って、夢に向かって歩んでいただきたいと思います。
　結びにあたりまして、本日を新たなる基点とし、健康に留意され、みなぎる若さ、たくましい創造力、そして果敢な行動力を存分に発揮されまして、ふるさと久喜市で、ひいては国際社会で大きく羽ばたかれますよう、心からご期待申し上げまして、お祝いの言葉といたします。

　私のころの成人式は、久喜高等学校体育館で行われました。

　まだ、当時の久喜町には、多人数を収容できる公共施設がなかったからです。

　また、女性は和服姿がほとんどでしたが、男性は今ほどの華やかな衣装ではなく、普段着のような格好の人が多かったように思います。

　私は大学生であったため、学生服で参加しました。

　まさかセーター姿ではと思いましたし、当時の親は、男性の服装にはどちらの家でも、あまり気に掛けはしなかったと思います。

　テレビ等で報道される成人式の様子を見ると、時代の流れを強く感じます。